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グラボが値下がりしない!いつまで高騰するのかボッタクリに見える原因を解説

グラボはいつ値下がりするのか…購入を検討していた人にとっては常に注目していた点でしょうか。しかし、グラボは値下がりどころか現状の高騰価格のまま推移してきました。

問題としてはいくつかあげられ、その中の一説では「2022年の秋頃からグラボの値下がりが始まるのではないか」と取り沙汰されています。「ぼったくりなのでは…」と感じる人も少なからずいたでしょう。

そこで今回は、現在のグラボの価格はどうなっているのかについて解説します。また、グラボの値下がりが始まらなかった背景や、推移の実態について解説していきます。

グラボはどうして値下がりしない?

グラボは2020年の終わり頃から値上がりが続き、なかなか手が出しにくい状態になっています。いつが買い時なのかを知るためにグラボが値下がりしない理由をおさえておきましょう。

 政治的な影響も考えられる

グラボが値下がりしない1つの原因に、2021年にトランプ政権が終了した影響があると考えられています。グラボやマザーボードなどのパソコン関連製品で優遇があった中国への関税が、トランプ政権の終了とともに除外されたのです。そのため、定価自体が高くなったと言われています。

コロナの影響による半導体不足

新型コロナウィルスの影響で世界的に半導体不足となり、半導体の値段が上がりました。加えて、コロナ禍でリモートワークや自宅時間が増えるなどのライフスタイルの変化により、グラボやパソコンの需要が上がり、どんどんと価格が上がっていきました。

ビットコインの価格が上昇した

グラボが値上がりを続けた理由として、ビットコインの価値が上がったことも影響しています。ビットコインの価格上昇はコロナなどとは関係がないのですが、タイミングが重なってしまったのです。2020年後半頃からIMF(国際通貨基金)がビットコインは通貨として安定している・信頼できると認められつつあり、それによりビットコインの需要が高まったと考えられます。

実際価格はどのくらいまで推移したか

2020年後半頃からグラボの高騰が進み、浮き沈みは多少ありながらも2022年始めまでの高騰が続きました。グラボの中には定価の4倍以上の値段になったものがあります。値段の推移は予測が難しく、半月で1.5倍ほど値上がりした機種もあります。

【参考:PRESS SELECT「【8/26更新】ゲーミングPC・グラボの値下がり/買い時評価/価格推移チェッカー」

グラボが値下がりしている!理由と値下がりの推移

ここ2年程高い値段水準で推移してきたグラボですが、2022年の春頃から少しずつ値下がりし、2022年8月現在では定価に近づきつつあるグラボも増えてきました。

仮想通貨の価値が下落したため

一時は仮想通貨の需要が上がってグラボが値上がりしていましたが、最近では仮想通貨の相場が下がってきたり、マイニングで稼ぐ人たちが離れています。そのため、グラボを手放す人が増え、中古でも手に入るようになったため、市場にグラボの在庫が増えたことが要因と考えられます。

パーツの値下げがあったため

2022年3月末に大手PCパーツメーカーのASUSが最大25%の値下げを発表しました。これにより、グラボを作る費用が抑えられたと考えられます。半導体不足はまだ解消されていないものの、パーツの値下げは大きな要因となります。

 グラボはどのくらい値下がりしている?

グラボには多くの機種があり、値下がりや値上がりの幅も様々です。値下がりの例として以下の3つを挙げます。

・ミドルローグラボのRTX3060

…2022年1月は17万9800円でしたが、2022年7月には13万4800円まで値下がりしています。

・ミドルハイグラボのRTX3060Ti

…2022年2月は22万円でしたが、2022年7月には14万6800円まで値下がりしています。

・ハイクラスのRTX3080

…2021年12月は34万9800円でしたが、2022年7月には24万9800円まで値下がりしています。

グラボが値下りし始めた!今買い時のおすすめグラボ3つ

グラボの価格は値下がりしているとは言え、さまざまな要因で価格が変動するので、また値上がりするかもしれません。そのため、今グラボが欲しいと考えている人は購入しておくのが良いでしょう。

 ①定価で購入可能「RX6500XT」

軽めのゲームをグラボで楽しみたい方にオススメの製品です。1世代前のGTX1650とスペックが同じで性能は20%高いです。Amazonで2万5000円程度と、コスパが良いグラボですよ。

【参考:Amazon「玄人志向 グラフィックボード AMD Radeon RX6500XT」

②価格が5万円台「RX6600XT」

こちらはフルHDでゲームの性能を重視したい方にオススメのグラボです。発売直後はマイニングのため需要が高くなり、価格が高騰していましたが最近は5万円ほどに落ち着いてきています。静音機能で口コミ評価が高い製品です。

【参考:Amazon「MSI Radeon RX 6600 XT」

③4Kでゲームができる「RTX3080」

高性能なグラボは稼働させるのに電気代がかかりますが、RTX3080は推奨電源が750Wと低めです。4Kゲーミングは60fpsを超えるため、4Kのゲームを楽しみたい方にはオススメです。過去の価格よりも5%値下がりして、10万円を切る価格で手に入ります。

【参考:Amazon「GAINWARD GeForce RTX 3080」

まとめ

ゲームが好きな方にとって新しいグラボはきになるところ…。とはいえあまり高いのは買いたくないという人も多いでしょう。そのため見つけたものをそのまま購入してしまうと損してしまうことも…。

ですが、現在の社会状況や高騰価格で推移してしまった昨今の状況をも見ると、購入までのハードルがかなり高くなる印象です。そのため、グラボが値下がりしない状況についての理解と、その推移をしっかり追っていくのが重要でしょう。

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かずさ
かずさ
ライブとフェス好きのガジェットライター。おすすめのイヤホン、サウンドバーなどガジェットの素晴らしさを多くの人に伝えていきます。 その他気になる曲の歌詞や音質、音域のことを調べたりしてます。 好きなアーティストはYUKI,椎名林檎、宇多田ヒカル、志村正彦、andymoriなどなど、、可愛い声のアーティストが大好物でやくしまるえつこさんの声が好きすぎています。最近はBishにハマってる。