GALLERIAシリーズのRM5C-G60は、GALLERIAシリーズでも根強く販売が続けられているモデルのひとつです。正直、現行モデルと比べるとローエンドモデルに近いスペックですが、値引きをしながら現在も販売が続いています。
2022年現在でもゲーミングPCとして選択肢に入るモデルなのでしょうか?そのスペックはどれくらいの実力を持っているのでしょうか?
この記事では、GALLERIA RM5C-G60のスペックをみながら、コスパや性能レビューを紹介します。ゲーミングPC選びの参考になれば幸いです。
何が違う?GALLERIA RM5C-G60の基本性能レビュー
まずはGALLERIAのゲーミングPC、RM5C-G60の基本性能レビューを見てみましょう。GALLERIA RM5C-G60にはCPUモデルが2種類あり、価格が違うので注意が必要です。
GALLERIA RM5C-G60基本スペック
GALLERIA RM5C-G60の基本スペックを紹介します。CPUが違う以外は、どちらのタイプも同じグラフィックボードを搭載しているので、グラフィックボードではプレイできるゲームを選びません。
CPU | Core i5 11400F(6コア12スレッド)orRyzen 5 3500 |
グラフィックボード | GTX1660ti |
メモリ | 16GB DDR4-2666MHz |
ストレージ | 500GB SSD |
光学ドライブ | なし |
電源 | 550W 静音電源 |
Ryzen 5 3500搭載モデル
Ryzen 5 3500搭載モデルのほうが15,000円ほど安くなっています。CPUのコア数がCore i5搭載モデルと比べて6コア・6スレッドと少なく、処理性能では少し劣るためです。
ただ、Ryzen 5 3500搭載モデルが格段に劣っているわけではありません。ビジネスシーンでは十分すぎるほどの作業性能ですし、金額で考えればこちらの選択肢も十分にありえます。
Core i5-10400搭載モデル
Core i5-10400搭載モデルは、Ryzen 5 3500搭載モデルよりも上位のCPUを使用しています。それ以外はRyzen 5 3500搭載モデルと変わりません。
処理性能が高いので、たとえば動画編集などのクリエイティブにも使用したい場合でもスムーズに作業できます。ただし、Core i5自体は旧世代モデルのため、最新のCPUほどの処理性能は期待できません。
【参考:ドスパラ「GALLERIA RM5C-G60 Windows 10 11400F搭載」】
GALLERIA RM5C-G60の性能レビューから見るコスパ
GALLERIAのゲーミングPC、RM5C-G60の性能レビューを見ると、現行機と比べてパワー不足感が否めません。
しかし、スペックを高望みしない、ゲーミングPC入門としてはコスパが良いモデルといえます。
同スペック帯と比べても安い?
10万円台のゲーミングPCは、一般的にエントリーモデルとされています。GALLERIA RM5C-G60は約12万円ですが、実は同等のグラフィックボードを搭載しているモデルの中では安めの価格設定です。
CPUで比べても、同等のCPUで同等のゲーム性能となるとGALLERIA RM5C-G60が一番安いです。
フルHDゲームであれば十分
CPU、グラフィックボードは共に前世代モデルなので、最新の環境と比べるとパワー不足感はどうしても否めません。
しかし、ゲームによっては画質を調整すればプレイできます。フルHDであればほとんどのゲームが必要環境以上で遊べます。あまり画質にこだわらない、重ためのゲームをやらないのであれば十分なスペックです。
h3 数年後のゲームまで通用するかは不明
GALLERIA RM5C-G60の性能では、現行のMMORPGなどの重いゲームは画質を調整すればプレイできます。
しかし、数年後に必要スペックが上がった場合、対応できるかどうかはわかりません。その際は買い替えなどを検討する必要があります。
GALLERIA RM5C-G60は仕事にも?作業性能レビュー
GALLERIAシリーズにも、ビジネス向けのモデルが多数あります。その中でも、GALLERIAシリーズRM5C-G60が仕事などにも利用できるか、性能レビューと共に紹介します。
仕事などの作業は問題なし
仕事などの作業において、重要なのはグラフィックボードよりもCPUやメモリの部分です。GALLERIA RM5C-G60のCPUはCore i5を搭載しているので、仕事においては快適な作業ができるでしょう。
ただし、デフォルトでは光学ドライブがついていません。DVDなどの機材が利用できないので、外付けの光学ドライブかオプションで購入する必要があります。
動画編集や配信においては快適
ゲーム配信や動画の編集においては、快適に作業ができます。エンコードもAdobe系ソフトであれば15分動画が10分~15分程度とそれほど長くなりません。
配信環境については回線にもよりますが、PCでのスペック上は問題なく配信しながらゲームプレイができます。配信初心者にはおすすめのゲーミングPCです。
ゲームとビジネス両方で活躍の可能性大
仕事用のPCとゲーム用のPCと分けない人は、どちらかというと仕事でPCを使用する時間の方が多くなります。
GALLERIA RM5C-G60は冷却機能に優れており、長時間使用も想定された設計になっています。そのため、仕事で長時間使用していても温度が上がりすぎず、数年は使用できます。
もちろんその間にPCゲーム用としてはスペックが足りなくなってしまうかもしれませんが、仕事用としては問題なく使っていけるスペックです。
まとめ
GALLERIAシリーズでも根強く販売されているRM5C-G60は、性能レビューを見るとゲーミングPC初心者向けと言えるスペックでした。
価格もこれからゲーミングPCを買ってみたいという人には手の届きやすい価格です。もしスペックが満足いかなくなったらこれを踏み台にさらなるハイエンドモデルを検討してみてもいいでしょう。
ほとんどのPCゲームを最低限遊べるスペックで約12万円のゲーミングPCは他にほぼありません。ぜひ手に入りやすい値段のゲーミングPCを探しているのであれば、検討してみてください。