ゲーミングPC

RTX 2070 SUPER|性能レビュー!コスパの面から徹底比較

グラフィックボードの世界は、年々進化の波が著しくなっています。そんな中で今も各社BTOパソコンがこぞって搭載するのが「RTX 2070 SUPER」です。

RTXシリーズといえば、次世代にあたるRTX 2080がすでに発売しています。しかし、ミドルクラスでは前世代にあたるRTX 2070 SUPERのほうが人気です。

次世代シリーズがあるのに、なぜRTX 2070 SUPERが人気なのでしょうか?この記事では、RTX 2070 SUPERがBTOパソコンに採用される理由を性能レビューから探っていきます。

 RTX 2070 SUPERは進化したのか?基本性能レビュー

それではRTX 2070 SUPERの人気の秘密を、基本スペックと性能レビューから探っていきます。

h3 RTX 2070 SUPERの基本スペック

まずはRTX 2070 SUPERと次世代シリーズのRTX 2080 Superの基本性能を比較しました。

RTX 2070 SUPERRTX 2080 Super
プロセス12nm212nm2
ダイサイズ545m㎡545m㎡
トランジスタ数136億136億
CUDAコア数25603072
コアクロック1605 MHz1605 MHz
GPUメモリ8GB8GB
TDP215W250W
平均価格66,197 円101,759 円

こうして比較してみると、両者ともほとんどスペックが同じというのがわかります。

何が他のモデルと違う?

次世代シリーズであるRTX 2080 Superと比べると、カタログスペックはほぼ同じです。出力やコア数が若干RTX 2080 Superに劣りますが、それでも十分なスペックと言えるでしょう。

それでいて価格が安いとなると、BTOパソコン搭載率が高くなるのは当然かもしれません。他のモデルと比べると、かなりコスパのいいグラフィックボードです。

 RTX 2070 SUPERは凄い!?性能レビューから見える強み

具体的に、RTX 2070 SUPERはどこが優れているのでしょうか。RTX 2070 SUPERの強みを、性能レビューから紹介していきます。

対応ゲームが多い

RTX 2070 SUPERは2019年発売のグラフィックボードですが、最新の高負荷MMORPGでも問題なく動くスペックです。

ということは、現状配信・発売されているほとんどのPCゲームに対応できるということです。あと1~2年はRTX 2070 SUPER搭載モデルでも十分通用するでしょう。

 後続モデルと比べても安い

2022年現在では、すでに他社後続モデルとなるRadeon RX 6600 XTが販売開始されています。ただし、最新モデルなので品薄となっており、価格も割高です。

一方、RTX 2070 SUPERはまだまだ後続モデルと比べても遜色がない性能で、しかも現行のほぼすべてのPCゲームがプレイできる性能です。

最新の環境を求めないのであれば、RTX 2070 SUPERは現行モデルと比べてかなりコスパが良いモデルと言えます。

RTX 2070 SUPERはなぜ安い?コスパから性能レビュー

ところで、RTX 2070 SUPERは性能レビューが高評価なのに、なぜこんなにもコスパが良いのでしょうか?

RTX 2070 SUPERと同等モデルやRTX 2080 Superと比較しながら紹介します。

同等スペックと比較すると安い?

競合他社のグラフィックボードと比較すると、それぞれ特色が違います。たとえば、AMDの「RX 6600 XT」シリーズはほぼ同等スペックではありますが、RTX 2070 SUPERと比べてリアルタイムの光源・水表現(=レイトレーシング)に弱い傾向にあります。

それに比べてRTX 2070 SUPERはPCゲームに求められるほとんどの項目において満足できるラインを保っています。そのため、いろんなタイプのPCゲームを遊びたいのであればRTX 2070 SUPERがコスパがよく安いと言えるでしょう。

RTX 2080 SUPERとの価格差はなぜ生まれたのか

RTX 2070 SUPERは、RTX 2070の言わばアップグレード版です。後続シリーズのRTX 2080とは違い、ある意味型落ちしたシリーズのアップグレード版なため、元々の価格が抑えられています。

それでも性能的にはRTX 2080 Superを越えてはいないので、性能面で線引きができています。その分、手の届きやすい6万円台という金額に抑えられているということです。

 BTOパソコンがこぞって搭載するワケ

RTX 2070 SUPERを搭載しているBTOパソコンは、基本的に15万円〜20万円を推移しています。この価格帯はミドルクラスで、この価格帯以上のハイエンドモデルとなると10万円以上となるグラフィックボードを搭載しています。

ミドルクラスのBTOパソコンは一番の売れ筋です。そこに搭載するグラフィックボードとなると、コスパがよく様々なPCゲームに対応できるモデルでないといけません。

RTX 2070 SUPERは価格が6万円台で性能的にもコスパが良いモデルなので、ミドルクラスのBTOパソコンに採用されることが多いのです。

【参考:NIVIDIA「GeForce RTX 20 シリーズのグラフィックス カードとノート PC」】

まとめ

進化の波が著しいグラフィックボードの中で、RTX 2070 SUPERは性能レビューから見てもかなりコスパの良いモデルということがわかりました。

これからグラフィックボードの買い替えやゲーミングPCの購入を考える場合、ミドルクラスのスペックを求めるのであれば未だにRTX 2070 SUPERが選択肢に入るでしょう。

今からRTX 2070 SUPER搭載モデルに変えても、おそらく1年2年は問題なく快適に遊べます。まだまだ型落ちにはならない性能なので、ぜひ検討してみてください。

ABOUT ME
かずさ
かずさ
ライブとフェス好きのガジェットライター。おすすめのイヤホン、サウンドバーなどガジェットの素晴らしさを多くの人に伝えていきます。 その他気になる曲の歌詞や音質、音域のことを調べたりしてます。 好きなアーティストはYUKI,椎名林檎、宇多田ヒカル、志村正彦、andymoriなどなど、、可愛い声のアーティストが大好物でやくしまるえつこさんの声が好きすぎています。最近はBishにハマってる。