ジオキャッシングをご存知ですか?2000年にアメリカで誕生した「宝探しゲーム」のことです。スマートフォンでアプリをダウンロードして、GPS機能を駆使しながら実際に街の中に隠された宝を探すというアプリです。
全世界で600万人以上のユーザーがいます。子供から大人まで老若男女が楽しめるジオキャッシングですが、注意すべき危険性があります。実際に体を動かして移動しながら宝(=ジオキャッシュ)を探すというゲームの特性や実際の例を知った上で参加を検討しましょう。
ジオキャッシングの危険性について
事実として、実際に事故が起きた例もあり、このゲームを楽しむためにはきちんとした知識と事前の準備が必要です。ジオキャッシング自体の解説とともに過去にあった危険をご紹介します。
スマホに集中することによる危険
ジオキャッシングは世界規模の宝探しゲームです。GPSを使い、Geo=地球全体をフィールドとして隠れた宝物=キャッシュ・ジオキャッシュを探し出すのです。そのため、自分の生活圏外、例えば旅行先でも楽しむことができます。
旅行先でも楽しめるゲームなんてとても楽しそうですよね。確かに楽しいのですが、特に旅行先などの土地勘が薄いところだとどうしてもGPSに頼りっきりになりがちです。スマホのGPSに集中しすぎることによる事故も少なくありません。
世界中のいろんな所がターゲット
ジオキャッシングの危険性の一つに「秘境と言えるような山奥や通常ではなかなか行けないような場所にも隠されている」ということが挙げられます。
また、ジオキャッシュがある場所にたどり着くまでに様々な場所を通るので、住宅街や侵入が許可されていないようなところが道中に含まれていることもあります。
自然の脅威が及ぶ場所も
過去に実際にあった事故として、夜のジオキャッシングで、地下の排水設備で宝探しをしていた女性が死亡、男性は行方不明という事故も起こっています。暴風雨で増水したことが原因とされています。
地球がフィールドということは、場所だけでなく天候などの状況もジオキャッシングを楽しむためには欠かせない要素であるということですね。
ジオキャッシングは怪しい人に見られる
ジオキャッシングは怪我などの危険性の他に「周りの人からすると怪しい人に見えてしまう」という難点もあります。確かに、街の中でキョロキョロしていたり、何かを探す様子でウロウロしている人がいたら…不審がられても仕方ないかもしれませんね。
知らない人からしてみれば不審者に…
ジオキャッシングは様々な場所がターゲットになるので、知らず知らずのうちに私有地に足を踏み入れてしまいそうになることも珍しくないようです。
基本的にはGPSを頼りにきちんと落ち着いて道を見極めれば問題はありませんが、夢中になりすぎたり、ゲームを楽しむ気持ちの方を優先して、入って良いかわからなところを確認もなしに勢いで突っ切ってしまうことは避けましょう。
実際に警察沙汰になることも
最悪の場合、不審者とみなされて警察に通報されてしまう…なんてことも実際に起こっています。自分自身はジオキャッシングを楽しんでいるつもりでも、街の中で宝探しする際は特に、周りの人への配慮も忘れてはなりません。
自分が周りの目にどう映るのか、俯瞰的な視野を持つことも大切ですね。
きちんと説明できる術を持っておく
しかし、どんなに気をつけていても、上記のようなトラブルが起こらないとも限りません。そんな時に、きちんと説明できる術は用意しておいたほうが無難でしょう。身分が証明できるもの、また、ジオキャッシングをやっていることを説明するためにはスマホの充電は欠かせません。スマホの充電器も持っておくことをおすすめします。
危険性を避けるための準備や利用方法とは
ジオキャッシングの危険性を避けるためには、楽しむためのルールや準備しておくべきことをおさえておく必要があります。
ルールを遵守しながら楽しむ
ジオキャッシングを楽しむための流れをご紹介します。
①ジオキャッシングのアプリをインストールする
②会員登録をする。新規登録の他にもAppleアカウントやGoogleアカウントなどと連携することで会員登録することもできます
③スマホの位置情報サービスをオンにします
④アプリを起動すると、現在地周辺に存在するジオキャッシュが表示されるので、見つけたい宝を見つけて地図上の緑のアイコンをタップします
⑤「進路の案内」をタップすると現在地からの距離や方角などが示されます。もう一度緑のアイコンをタップすると詳細をチェックすることができます
ログを残すことができたりもするので、日々のちょっとした思い出にもなりますし、無料ではじめられるので、気軽にトライすることができますね。
足を踏み入れる場所をきちんと確認する
GPSを基本として宝探しを行いますが、基本的には見ながら探すのではなく、事前に道程をある程度確認してから探しに行くのが安全と言えます。特に、もし海外で土地勘の無いようなところでジオキャッシングを楽しむなら、事前準備は欠かせないでしょう。
地図も、GPSだけではなくアナログの紙の地図を合わせて使うのも楽しいかもしれません。
10年以上運営されている事実
ジオキャッシングは2000年のアメリカで発祥し、どんどん世界中に浸透してきた宝探しゲームです。宝探しゲームでもありますが、自分が「お宝を隠す」という楽しみ方もあるんですよ!自分が見つけたジオキャッシュに別の同価値のものを入れるというルールになっているからです。
GPSなどを使うアプリだと「何だか監視されてるようで怖い」という感じがあるかもしれませんが、ジオキャッシングはその点の安全性は心配ありません。
まとめ
ジオキャッシングの危険性についてを中心にご紹介しました。様々な危険性があることは否めませんが、きちんと一般的な節度を持って、ゲームの指示に従って行えば、そこまで大きな危険性はないと言えます。
全世界の600万人と宝探しゲームを楽しむと考えると、ワクワクしてきますね!ジオキャッシングをまだやったことがないという人でも、ジオキャッシングに興味を持った方は、いろいろ調べてみるだけでも楽しいですよ!