パソコンを買うときに一度は考えるのが「中古のパソコンってどうなの?」という疑問。新品に比べて安く手に入るのでメリットがあるように見えますが、中古パソコンは購入時に気をつけるべき注意点がたくさんあります。
この記事では、中古パソコンで一番の注意点なのは「ハッキングとウイルス混入」です。そもそもなぜ中古パソコンはハッキングされやすいのでしょうか?ウイルスに侵入されたり、ハッキングされないようにパソコンを選びたいですね。
そのほかにも、中古パソコンの危険性や注意点も知っておくと安心して使えますよ。
中古パソコンを買うときの注意点
中古パソコンを購入したときの最悪の被害として「ハッキング」があります。ハッキングは中古パソコンを介して行われるケースがあり、中古パソコンを購入する際の一番の注意点です。ハッキングは年々増えているので、原因を知ると対策をするときに役立ちます。
ハッキングされる危険性について
次の3つのうち1つでも当てはまると、ハッキングされる可能性が高いので注意しましょう。
- 古いOSを搭載している
- 初期化がされていない
- 故意にデータを残してある
ウイルスが付着
初期化されていない中古パソコンだと、ウイルスが付着したままの状態で購入してしまう可能性があります。出品者のセキュリティ意識が低く、ウイルスに感染していたことにも気づかず、OS初期化もせずそのまま出品してしまうのです。
OS初期化などデータ削除をしないで出品された中古パソコンは絶対に買わないようにしましょう。もし買ってしまったら、まずはOSを初期化することをおすすめします。
【参考:警察庁「令和元年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」】
ハッキングに関する中古パソコンの注意点を実際の手口
どうして中古パソコンがハッキングされてしまうのかについて紹介したところで、今度は実際にありうる中古パソコンのハッキング手口と注意点、対策をおさえておきましょう。
中古パソコンを使ってハッキングをするとき、どういった手口でどういった被害が出るのでしょうか?
ハッキングされたときの実例
「販売時に故意にデータを残す」というケースでは、残したデータにウイルスや、HDD周りに外部から侵入しやすくする(=バックドア)といった仕掛けが可能です。
ウイルスが仕掛けられたパソコンで通販サイトを利用した場合に、クレジットカードなどの個人情報を盗み見られる事例もあります。また、HDDに保存したデータをいたずらに削除したり、過去にはデータを人質にとって身代金を要求するという事件もありました。
最悪のケースだと、パソコン自体を遠隔で不正に操作し、他のパソコンを攻撃するのに使用された事例もあり、非常に危険です。
ハッキングの危険性が少ない中古パソコン
すべての中古パソコンに危険性があるというわけではありません。今回挙げたケースで多いのは、フリマアプリなどの個人から購入する場合です。
中古パソコンショップなどであれば、しっかりデータを削除してウイルスの危険性がない状態で販売するため、データが残ってしまっている危険はほぼありませんので、どこで購入するのかにも注意しましょう。
怖い!やばい失敗談と後悔の声!
中古パソコンを購入したときの失敗談として、この3つがよく挙げられます。
- バッテリーが消耗している
- 内部劣化が激しい
- 外部部品の動作が悪い
ノートパソコンの場合、買ってみたらバッテリーがかなり消耗している場合があります。消耗しているパソコンは使用するうちにバッテリー部分が膨らんできて本体が変形し始めることも…。
中古ノートパソコンはバッテリーが怖い
— dmingn (@dmingn) January 5, 2013
内部劣化については、マザーボードやストレージ、電源の劣化があります。これらのパーツは経年劣化していくので年数が経っているパソコンを購入するとすぐに使えなくなってしまうケースもあります。
キーボードや電源コードなどの外部部品についても注意が必要です。特にノートパソコンの場合、キーボードの文字部分がかすれている場合は警戒したほうがいいでしょう。使い込まれている証拠で、キーボードの中まで劣化している可能性があります。
新しいパソコンを買うまでのつなぎや、とにかく安いパソコンが欲しい時、中古パソコンの購入が選択肢に入ります。できればすぐ探したいですよね。しかし、信頼できない業者から購入した中古パソコンにはハッキングの危険性があります。 個人から購入しない・信頼できる業者から購入する 発売時期・生産時期を確認 付属品の劣化を見る 中古パソコンを購入する際は、失敗をしないために優良品かどうかを見極める必要があります。決して安い買い物ではないので、後悔しない選択をしましょう!中古パソコンの注意点と失敗しないための対策
中古パソコン購入時の注意点はハッキングの危険性だけではありません。中古パソコンも安い買い物ではありませんので、見極めるポイントを知っておくのが重要です!
良い中古パソコンと出会うための対策
ではどうしたら良い中古パソコンと出会えるのでしょうか?中古パソコンを買うときに、以下の3つの注意点に気をつけると比較的長く使える中古パソコンを購入できます。
- 発売時期(3年以内のものを)
- 最新のOSが使えるかどうか
- 中古パソコン認定制度のついたショップで購入
パソコンは基本的に寿命が5年ほどと言われています。なので、発売された時期が3年以内だとそれなりの期間使用できるでしょう。
また、Windowsの中古パソコンを購入する場合は、最新版のOSが使用できるかどうかも確認します。1世代前でも使用しているとすぐにサポートが切れて対象外となり、ウイルス感染のリスクが高くなります。
優良ショップの見極め方は、「MARプログラム」という認定制度を確認するのも手です。Microsoft認定の工場で初期化・再生されたパソコンを取り扱っているショップの証なので、ウイルス感染のリスクがない中古パソコンを購入できます。
Appleでは下取りした製品を自社で再生し、整備済み製品として販売もしています。1年保証付きなので安心して購入できます。
【参考:ドスパラ中古通販サイト「 Microsoft認定MARプログラムとは」】
【参考:Apple「 認定整備済製品 」】
まとめ
新しいパソコンを買うまでのつなぎや、とにかく安いパソコンが欲しい時、中古パソコンの購入が選択肢に入ります。できればすぐ探したいですよね。しかし、信頼できない業者から購入した中古パソコンにはハッキングの危険性があります。
- 個人から購入しない・信頼できる業者から購入する
- 発売時期・生産時期を確認
- 付属品の劣化を見る
中古パソコンを購入する際は、失敗をしないために優良品かどうかを見極める必要があります。決して安い買い物ではないので、後悔しない選択をしましょう!