2in1のpcは、一見するとコスパがよく便利に見えます。実際タブレット単体よりも便利だという声も多いです。しかし、実は2in1のpcが抱えるデメリットもいくつかあります。費用がかかるものなので、買ってから後悔しないように、ノートpcとの違いやデメリットを知っておきましょう。
2in1のpcを購入する場合に使いにくさを回避する選び方があります。ご自分の使用スタイルに合ったpcに出会いましょう!
2in1PCのデメリット
2in1のpcにはどんなデメリットがあるのか紹介していきます。
元々ノートPCは壊れやすいイメージを持たれがちですが、2in1のpcも同じようなイメージを持たれがち。しかし、壊れやすい理由は普通のタブレットとも共通しているようです。
使わないケースもある
人によりますが、ノートPCとタブレットの機能を両方使える事に対して意味がないと思う人もいます
ディスプレイ逆に閉じてタブレットにもなりますよ〜って言ってる2in1PC、98%の確率でタブレットとして使わないから存在意義が不明。
— 👕👕👕グラタン👟👟👟 (@Glatanne_Ramuh) April 21, 2020
タブレットとして使うんだったらSurfaceかiPad買うわ。
私も基本的にタブレットはタブレットでみることがお多い気がするのでわざわざPCでもとはないかもしれません。
しかしほとんど使わない2in1PC、(競合製品より薄型軽量とはいえ)ただのでかいモバイルバッテリーと化してる
— Y. I. (@yi_chemist) July 16, 2017
壊れやすい
落としたときなどの衝撃に弱いのはノートパソコンも同じです。しかし、2in1のpcは必然的にタブレットのように持ち歩きをすることが多くなります。そのためかなり落としやすいようです。
落下し画面がヒビ割れたタブレットをやむなく使用し続けたという方もいるのではないでしょうか?しかし、2in1のpcは通常のタブレットと違ってかなり精密なので、一回の落下で内部に重大なダメージを被ることが多いのです。
【参考: 故障率の高いパソコンメーカーが判明 | 高専受験計画】
排熱機能に難あり
2in1のpcはタブレットモードになることから薄型にならざるを得ません。そうすると排熱がしにくくなります。
スマホやタブレットを長時間使用していたらいつのまにか本体が熱くなっていた…なんてことはありませんか?2in1のpcも同じ現象が起こりやすいです。熱が溜まることが多いと内部の精密回路が壊れやすく、結果的に故障しやすさに繋がります。
2in1PCのデメリット対策法
ここまで2in1のpcについてデメリットばかりを紹介してきました。ですが、用途に沿って選べば2in1型pcのデメリットも気にならないものばかりです。
ここでは、デメリットに対してその用途を紹介していきます。
セパレートタイプとコンバーチブルタイプで用途が違う
2in1のpcには2タイプあります。1つ目はセパレート(もしくはデタッチャブル)タイプ。キーボードとタブレット部分を分離できます。
もうひとつはタブレット部分とキーボード部分が一体となっているコンバーチブルタイプ。キーボード部分を取り外すことができませんが、折りたたむことによってタブレットモードやテントモードなど場所を選ばず使うことができます。
それぞれデメリットがあり、セパレートは純正キーボードが薄いのに対しコンバーチブルは手に持って使うには少し重いです。外でも使用するならセパレートタイプを、コンバーチブルタイプは自宅で使う目的で購入するのがいいでしょう。
スペック的にゲームには向かない
スペック高めの機種でも、高品質な3Dゲームやオンラインゲームには向きません。
OSが対応していても、対応できるグラフィックボードやCPUを積むとなると同じスペックのノートpcを買ったほうが安く済みます。ある程度以上のスペックを要求するゲームをしたいのであれば、ゲーミングノートpcのほうが良いでしょう。
端子の数を事前に確認する
薄さゆえの弊害として、端子数が少ないという側面もあります。ほとんどの外部端末をBluetoothに依存すると、無線電波が多い外での使用時に混線のおそれがあります。また、家や会社で使う場合は有線LANのほうが安定してインターネット接続できます。
確かめておきたいのはUSB端子、有線LAN端子、仕事やプレゼンで使うならHDMI端子もしくはミニD-Sub 15ピンがあると安心できるでしょう。
ノート型と機能や値段を比較
持ち運びのできるパソコンを探して、ノートPCと2in1型のpcどちらにするか迷っている人も多いのではないでしょうか。ノートよりも取り回しのしやすく省スペースである2in1のpcはデメリットよりもメリットが多いように見えます。
しかし、ノートPCと比べると劣ってしまうところが、大きく分けて3つあります。
同スペックでも2in1のpcのほうが高価
2in1のpcとノート型を同じ値段帯のもので比べてみると、ノートパソコンのほうがスペックが高いものが多いです。
なぜかというと、2in1のpcはタッチパネル対応な上、タブレットモードに変形可能だからです。ノートPCはまだタッチパネル対応ではない機種が多いので、その分2in1のpcに比べてスペックが高くなるのです。
ハイスペック機の種類が少ない
最近ではゲーミングノートPCというジャンルが増え、高品質なゲームもノートpcでプレイできるようになりました。
しかし、それに比べると2in1のpcはまだハイスペックモデルが少ないです。本体が薄いため、その分組み込める部品も少なく、冷却ファンも組み込めません。ですので、ノートPCに比べると2in1のpcはハイスペックモデルが見劣りするスペックとなってしまいます。
入力機能に難あり
2in1のpcに比べ、ノートpcはキーボードが比較的打ちやすいとされていますね。キーボード部分の厚みが理由です。
本体が薄く省スペースであることが利点なので、キーボードは薄くなります。そのため入力が多めの場合は打ちにくさを感じることも。ただし、別売りのBluetoothキーボードを使用すれば解消できるデメリットではあります。
まとめ
ここまでとノートPCと2in1のpcの違いやデメリット、その対策について紹介しました。セパレート型、コンバーチブル型、どちらも持ち運びがしやすくて便利な一方、デメリットがあります。使うシーンや場所、何よりそのpcで何をしたいのかを考えて選んで、後悔しないようにしたいですね。