MS処理ってなに?
MS処理はステレオの昔からある伝統的な処理のひとつとなっています。この技術が生まれたのはノイマンのSM69というマイクに活用されたことから始まった技術となります。
MS処理とは通常の左右に分かれているオーディオ信号をサイド成分とセンター成分に変換をしてから処理をすることです。
MS処理を使うと、真ん中とサイドを別々に処理を行い、スペースを適切に割り振ることができます。
MS処理はMidとSideに分けてミックスすることで、LRとは異なったアプローチを行うことができ、MS処理を覚ええるだけで処理ができるので参考にしていただければと思います。
オーディオデータは左右に分かれているステレオと左右に分かれていないデータとなります。
MS処理は
Mid(センター)
Side(サイド)
と分離しているためステレオデータではできない処理ができてしますのです。
Midとは
Midはモノラルサウンドとなり、単体で再生がされ、メインの音がMMidに集まります。
Sideとは
左右に音が広がりがでるサウンドです。
MS処理をするとどうなる?使い方は?
MS処理は自由度が高くこの方法でやるという決まったものがありません。自分好みのMS処理を見つけるのが一番良いのですが例となる用途を紹介します!
音の広がりをコントロールする方法として
左右の広がりをだすための方法としてSideの音量を上げることで広がりがさらにでてきます。
逆にSideの音量を小さくすると広がりがなくなりスタイリッシュな音が聞こえる形となります。
上記の点からMSの音量を少し変えることで音の広がりは大きく変わってきます。さらにコンプレッサーやEQを使用することで細かく調整することができてしまいます。
初めての人はまずはこの音量調整から実践をしてみてください。
MS処理の設定の仕方
処理の設定方法は大きく2つあります。
①プラグインの使用
②インパート(位相反転)を使用する。
上記の2つを使うことでMS処理を行うことができます。
手軽さならプラグインを使用した処理となり
参考にMS処理でおすすめのプラグインを紹介します。
MS処理のおすすめプラグインは?
S1 MS Matrix
SideとMidに分けた状態で書き出すことができ、MS処理に対応していないプラグインにも気軽にできます。
T-RackS 5
使い勝ってが非常に良く、音作りをしたい人向けのプラグインです。
Pro-Q3
多機能で多くの処理をこれ一つで行うことができるおすすめの一品です。
処理以外にも音作り全てできる万能EQです。
まだ何も持っていないという人は、これがおすすめです。
インバート(位相反転)を使う方法は?
インバートを使うことで、MidとSideに分けてデータを作ることができます。
インバートについては、手順が多いので別の機会に、、