「防音室を自作することはできる?」
「防音室を自作するための費用は?」
「防音室にはどんな素材を使えばいいの?」
これらのお悩みを解決します。
隣の部屋にも気づかれず、思いっきり歌やピアノ、ギターの音を鳴らしたい。または音楽を大音量で聞きたい
動画配信用に防音室を作りたい、いろんな思いから防音室を作りたいという人は多いはずです。
市販で本格的な防音室を購入しようとすると50万以上かかってしまう、ということから自作ならどうなのかと思い(安い防音室ならもう少し安いです)
今回は防音室の作り方について解説をしていきます。賃貸住宅などに住んでいる場合、防音室がほしいと思ってもリフォームできないことがありますよね。
音楽などを楽しみたいのに、防音室がないために諦めていませんか?
防音室を自作すれば、賃貸住宅の場合でも音楽などを楽しむことができるようになります。
大音量で映画などを楽しむ人にもおすすめなので、防音室の作り方を紹介します!
防音室を自作で作る
近隣の騒音が気になる場合や、音楽などを楽しみたいときに「防音室」を考えますよね。
防音リフォーム業者に依頼しないと、防音室を作るのは無理だと思っていませんか?
実は防音効果のある部屋や、防音壁はリフォーム業者に依頼しなくても自作できます。
この記事でわかる内容は、以下のとおりです。
・防音室の仕組みが理解できる
・防音室を作るための準備がわかる
・防音室に必要な材料がわかる
・防音室の作り方がわかる
ホームセンターやネット通販で購入できる材料で、作成できる自作防音室の作り方を紹介します。
加工技術がない人にもできる内容でまとめましたので、参考にしてください。
それでは自作方法についてみていきましょう。
上記の動画のようにおおよそ4万円ほどでも防音ブースの作成をおこなうことは可能です。
動画であるていど説明がされてしまいましたが。それでは解説をしていきます。
自作防音室の仕組みを解説
まず「防音」には2つの効果があることを理解しておきましょう。
・遮音効果
・吸音効果
「遮音効果」とは、音を跳ね返して遮ることです。
「吸音効果」とは、音を吸収して小さくすることを言います。
この両方の効果を上手に活用することが、防音室の効果です。
音は様々な方向へ跳ね返るため、天井や床にも伝わります。
また、窓や扉などの隙間から漏れることがあり、自作防音室を完成させるにはそれぞれに対応が必要です。
建物の構造による防音効果
自室の構造による違いもあります。
建物は主に「木造建築」「鉄筋コンクリート」にわかれますが、それぞれに防音効果が異なります。
一般的に「木造建築」のほうが「鉄筋コンクリート」より防音効果があると言われており、自作防音室を作成する場合も音を遮断しやすいようです。
また、そもそも音漏れしにくいSRCという場合もあります。
自作の防音室を考える際に、自室の状況を把握することが必要です。
状況を把握するために、「自作防音室の準備」を紹介します。
防音室を自作で作る動画まとめ
5万円で防音室を自作で作ってみた
7万円で防音室を自作で作ってみた
防音室をDIYするならこの方法
自作防音室の準備
自作防音室の準備は、以下のことを知っておく必要があります。
・音の漏れ方を確認する
・隙間からの漏れを防ぐ
・窓や扉からの音漏れを防ぐ
それぞれに説明します。
音の漏れ方を確認する
自室の防音状態を調べていきましょう。
前述のとおり「木造建築」「鉄筋コンクリート」などを把握し、現在の防音効果を調べます。
音漏れの確認方法は、以下のとおりです。
・楽器を鳴らして、廊下やベランダで聞こえるか確認する
・録音した音を、廊下やベランダで聞こえるか確認する
一般的に「ベランダ」で音を聞くのが良いでしょう。
ベランダへ続く部分は、隙間が多いガラス戸であることが多いからです。
最も音漏れしやすい部分ですので、入念にチェックすることをおすすめします。
隙間からの漏れを防ぐ
ベランダなどで音漏れ状況を確認後、窓などの隙間をなくす作業をします。
隙間があれば音は漏れていきますので、自室の状況を把握することが重要です。
たとえ防音壁や二重扉を使用している部屋でも、隙間があれば音が漏れます。
そのため、音漏れの状況を確認しながら隙間の有無を把握します。
隙間から音が漏れている場合は、ホームセンターで購入できる「隙間テープ」などを使用して隙間を埋めるようにしましょう。
「隙間テープ」は2,000円前後で購入可能です。
また、古い木造建築などに住んでいる場合、建物に穴やひび割れがあることがあります。
隙間用接着剤などを使用し、隙間を埋めておきましょう。
窓や扉からの音漏れを防ぐ
防音室を作るのではなく、自室を完全な防音室にするには以下の方法があります。
・リフォームして二重窓にする
・窓を防音パネルで覆う
窓を防音パネルで覆うと、日中の日差しを遮ることになります。
そのため、朝晩の区別が無くなるため、よく考えて作業するようにしましょう。
また、雨戸がある場合には、防音したい時間だけ雨戸を閉めるようにします。
雨戸を閉めた上で、防音カーテンを利用すればある程度の防音効果が期待できます。
ただし、窓の隙間からの音漏れは防げないため、音漏れ防止用のテープを張って音漏れを防ぐようにしておきましょう。
設計図を作成する
まず最初にすることとして。どんな防音室を作るかを設計することからはじまめましょう。それによってひつような木材も異なってきます。
防音室を自作するには、まず箱そのものを作らなければなりません。価格や加工のしやすさなどを考えると、やはり木材が一番現実的な選択だと思います。
非常に大雑把な試算ですが、部屋に一人しかいなくてもボーカルの録音は可能だと思います。
このサイズの箱を作るのに必要な材木のコストを見積もってみたところ、約3万円でした。近所のホームセンターで木材を購入した場合の概算です)。ある程度の強度を持たせた設計で、骨組みや壁用の材木を用意すれば、このくらいの金額になるのではないでしょうか。
しかし、購入して自分の部屋に運ぶ木材の量や、組み立てに必要な工具や労力を考えると、ちょっと面倒になってきました。と思ってしまいます。
作成する中での注意点
基本的には人が泊まるスペースではないので、ベニヤ板で覆われていて、そもそも普通の部屋よりも遮音性が低いのです。
クローゼットが家のすぐそばにあると、近所の人に聞こえてしまうかもしれません。構造をよく確認しましょう。
クローゼットの形状や仕切りの種類によって、必要な道具や時間が変わってきますので、いきなり解体するのはやめましょう。
必要なもの・準備するもの
準備するものとして、一番必要になるのは吸音材になるので吸音材は必ず忘れないようにしましょう。
以下に最低限準備するものを解説します。
- 吸音材
- 柱材
- 板材
- 合板
- ビス
- マスキングテープ
などになります。DIYを行うために最低限必要なものもありますが、最低限これらの木材が下準備はOKです。
初めてDIYをやる人の場合ビスとマスキングテープを用意しておくのがおすすめです。
必要な材料について
防音室を自作する際に必要な材料を紹介します。
吸音効果が高いもの
普段の生活の中で「吸音効果」が高いものを把握しておきましょう。
主に以下のようなものがあります。
・布団
・クッション
・カーペット
・絨毯
感覚として「ふわふわ」したものは、吸音効果がたかいものと言えます。
音の跳ね返りが減るため、自分で防音壁を作るのが難しい場合に工夫することができます。
また、防音室を作る際にも、防音室の周辺にこれらを置くことで、さらに防音効果を高めることができます。
自作防音室に必要なもの
防音室を作るには、以下のものを用意します。
・有孔ボード
・ウレタンスポンジ
・グラスウール
・ミクセル
・吸音フェルトパネル
・吸音材
・針葉樹合板
・石膏ボード
・遮音シート
すべてホームセンターで購入できますが、費用に合わせてネット通販なども検討してみてください。
防音材を用意する
防音材には種類がいくつかあり、防音させるにも性質や効果があるため自分自身が求めている効果のある防音材を用意しましょう。
防音材の種類は以下の4つになります。
- 遮音材
- 吸音材
- 防振材
- 制振材
上記の4つの材質があるのでこれらの特徴について解説をしていきます。
遮音材
防音室にかかせない素材が遮音材です。遮音材は音が伝わらないようにするための材質となり、基本的に材質が重いものほど遮音性の効果が高い傾向があります。
遮音材の効果として音が伝わららないように跳ね返すことが主な役割となり、音を小さくするといった効果はないのもポイントです。
要は遮音性がたかすぎても、音の跳ね返りが大きすぎて本来の音が聞き取ることが難しくなっってしまいます。
おすすめの遮音材
おすすめの遮音材として
この遮音材は女性でも手軽に自作で作るのに負担もすくないので非常におすすめの遮音防音シートになります。
また最近の遮音材は防音材として吸音効果も一緒に期待することができるおんで次に吸音材について解説をこないます。
吸音材
吸音材の効果として音を吸収して音の反射や響きを防いてくれる材質になります。
基本的に吸音材は床や天井に使用がされることが多くなり、騒音対策をするためには必須のものなので、この材質はあまりケチらずに質のいいものを見ましょう。
ただし、この吸音材を使いすぎてしまうと音の反響が変になってしまい、自分の出している音が正しく聞き取ることが難しくなってしまいます。
吸音効果は素材となるフェルト、ロックウール、グラスウールなどの素材により特徴も異なるので、自分自身が求める吸音効果を考えて選ぶことがおすすめです。
おすすめの遮音材
おすすめの遮音材は以下の通りになります。
吸音パネルになるので、自分の好きなように組み込みがしやく、防音から断熱性の効果もある吸音材です。
10枚セットの吸音パネルです、音響の改善効果まで期待をすることができます。
防振材
防振材は、音の振動などが伝わらないようにする効果がある材質です。
音がでると振動がでるのでそれらを防いでくれるものです。
制振材
制振材は防振材と同様の振動を抑える効果のあるものになります。
自作防音室に必要な費用
Amazonで購入する場合、以下の値段で販売されています。
有孔ボード | 4,604円 |
ウレタンスポンジ | 2,999円 |
グラスウール | 34,596円 |
ミクセル | 525円 |
吸音フェルトパネル | 33,660円 |
吸音材 | 4,675円 |
針葉樹合板 | 1,939円 |
石膏ボード | 648円 |
遮音シート | 20,020円 |
ジョイナー | 1,544円 |
全てAmazonで購入する場合、合計費用は105,210円です。
作る費用としては本当にピンキリになります。
最低でも3万円以上はかかるので、もっと良いものを、、と思う場合は素材と相談しながら作成をするのがおすすめです。
遮音シートの費用について
音を遮断するための素材。この遮音シート自体の防音性能はあまり高くありませんが、他の防音材と組み合わせて使用することで、より効果的な防音効果が得られます。
吸音材遮音シートの費用について
音は「周波数による振動」であるため、この振動を吸収して通過させないことが防音の重要な要素となります。
その点、吸音材は音の振動を吸収することで高い防音性能を発揮します。防音性能は素材の密度や質量、厚さなどによってかなり異なりますが、このGCボードは超いい感じです。私もこれを使っています)。
スタジオやライブハウスなどで使われる建材ですが、自宅スタジオの防音にも最適です。5枚セットで2万円ですが、ボーカルブース程度の大きさであれば、この吸音性の高いGCボードが5枚あれば十分、いやそれ以上にカバーできます。
似たようなものを探しているのであれば、White Cuonもおすすめです。
壁面(木材・ダンボール)の費用について
自分で作った防音室の場合
ある程度の防音効果を期待するためには
部屋のデザインや構造はもちろんですがはもちろんですが、素材の選択も非常に重要です。防音効果があると言われている素材には様々なものがあります。
素材にはそれぞれ特徴があります。
適切な素材を適切な場所に配置・設置することが必要です。防音」とは何ですか?防音」とは、「遮音」、「吸音」、「制振」の3つの要素をこの3つを組み合わせたものです。板や柱などの素材ごとに、それぞれの基準があります。この基準を意識して設計することで無駄なく素材を使うことができます。
その結果、製造コストを削減することができるのです。
世界標準はメートル法世界の標準はメートル法(m)ですが、日本では尺貫法と呼ばれる独自の基準がよく使われています。しかし、日本では尺貫法と呼ばれる独自の基準が用いられることが多い。建築の分野では、やはり尺貫法が最も多く使われています。しかし、日本では「尺貫法」という独自の規格がよく使われている。尺貫法とは、日本の古い単位である「尺」と「寸」を使って長さや大きさを表現するための基準です。
不動産の販売図面に描かれている「畳」や「坪」。不動産の販売図面にもこの単位が使われています。材料(特に木材)は、この「尺貫法」に基づいたサイズで製造・販売されています。例えば、「合板」の材質は
合板の基本サイズは1820×910。この中途半端なサイズは、「尺貫法」の影響を受けます。1尺は303mmなので1尺は303mmなので、1820×910は3尺×6尺となります。これは「副尺盤」とも呼ばれています。
吸音材
吸音材(断熱材)
尺貫法に対応したサイズも作られている。
吸音材(断熱材)は、「尺貫法」に対応したサイズも作られています。
尺貫法を設計に用いる場合
尺貫法で設計すると、材料のロスを最小限に抑えることができます。
2×4材について最近のDIYでは、2×4(ツーバイフォー)材が人気です。
インチとフィート
1インチは2.54cmです。
1フィートは30.48cmです。
しかし、スペースが狭くなるという大きなデメリットもあります。
尺貫法は、古くからある基準・単位です。
昔の日本人の身長や体型に合わせて作られたものです。
尺貫法は、昔の日本人の身長や体型に合わせて作られたものです。
現代人にとって
だからこそ、現代人にとっては小さく感じるのです。
部屋の用途や使う人の身長を考慮することが大切です。
部屋の高さとそれを使う人の身長を考えるようにしましょう
自作防音室の作り方
防音室の作り方を紹介します。
まず、ジョイナーを使用して枠組みを完成させましょう。
自分の部屋の大きさを把握し、寸法を測ります。
制作したい防音室の大きさが決定したら、ジョイナーを組み立てて枠組みだけを置いてみてください。
想像していたより大きかったり、小さい場合にサイズを調整します。
サイズ感が把握できたら、以下の手順で進めます。
では材料のまえに作成手順を説明していきます。
防音壁の作り方
①ベニヤ板に遮音シートを貼る
②ジョイナー部分を組み立てる
③遮音シートを張ったベニヤ板の片側に、組み立てたジョイナーを取り付ける
④ジョイナー部分に断熱材をのせる
⑤もう片方にベニヤ板を取り付ける
⑥壁に取り付けて完成
手順は簡単ですが、実際に作業するにはベニヤ板の大きさが重要です。
一人で作業できない場合は、誰かに手伝ってもらうようにしましょう。
防音パネルを使用した防音室を作る
市販の防音加工されたパネルを購入する方法もあります。
上記と比較するとコストが高くなる可能性が高くなりますが、誰でも簡単に防音室を作ることができます。
準備するもの
・遮音シート
・定規カッター
・ハサミ
・カッターマット
・MGボード
・ボンドスプレー
・木工用ボンド
・クロス
防音パネルでの防音室の作り方
以下の手順で防音室を制作できます。
①MGボードに合わせて、遮音シートに線を引く
②カッターで遮音シートをカットする
③MGボードに木工用ボンドを塗る
④遮音シートの端にボンドスプレーをかける
⑤遮音シートとMGボードを張り合わせる
⑥全体を押さえて密着させる
⑦張り合わせた基材とクロスボンドをスプレーし、張り合わせる
防音パネルを使用すると、ボンドやカッターを使用するだけで防音室が完成します。
パネルを張り合わせるだけなので、誰でも簡単に防音室を作れます。
最も簡単な防音室の作り方なので、予算に余裕がある場合は検討してみてください。
外壁の作成
まずはあなたが入るスペースの空間となる壁をつくりましょう。
素材は板などをつかって組み立てます。
DIYが苦手な人はここで苦戦するかもしれませんね。
なるべく得意な人と一緒にやってください。
外壁の加工
外壁の組み立てが次に加工です
加工には次で説明する素材で説明をさせていただきますが
遮音シートなど、音を防音する素材をはりつけていきます。
自作防音室の内側にウレタンを貼る
最後に、防音室の内側に吸音ウレタンを貼り付けるだけです。
接着にはセメダインの「スーパーXG」がおすすめです。真面目な話です。瞬間接着剤や木工用ボンドなども試してみましたが、まったく効果がありませんでした。
また、接着剤がある程度乾くまでウレタンを手で押さえていたのですが、かなり時間がかかりました。同じものを自作した友人によると、突っ張り棒で固定することができるそうです。
その場合は、必ずウレタンにシールを通す穴を開けてください。
防音室について
防音室はその名前の通り、音を遮るものです。
遮音壁(しゃおんへき)または防音壁(ぼうおんへき)(英: Noise barrier)とは、騒音を発生する施設から周辺の土地を守るために設置される壁である。遮音壁は特に道路、鉄道、工場など、騒音源自体を抑制・制限できない場面でよく使われる。
ウィキペディアより
防音効果を高くするために
防音を実現するためには、2つのポイントをおさせておきましょう。
“それは「遮音」と「吸音」です。
遮音とは、音を遮断することです。遮音性は、素材が重いほど高くなります。また、素材が重いほど遮音性は高くなります。
吸音とは 音のエネルギーを熱に変えて音の大きさを小さくするもので、遮音効果はありません。グラスウールやロックウールのほか、連続した気泡を持つ素材(ウレタンなど)は吸音性が高い。
まずはこの2つのポイントがあります。
防音室で発生した音は、遮音材で跳ね返され、吸音材で減衰される。これが防音室の基本構造です。
ダンボールで防音室は作れる
結論、作れます!
ただ防音性や耐久性はけっこう難航するので、普通に木材でつくるのがベストです。
ダンボールの防音室といえばニコニコ動画で紹介されただんぼっちですね
まとめ
防音室は「遮音効果」「吸音効果」を意識して作成します。
ベニヤ板などに、遮音効果や吸音効果がある素材を貼り付け、囲うように組み立てます。
作業が手間だと感じる場合は、市販の防音パネルの購入を検討しましょう。
防音パネルを自分で作るより、圧倒的に簡単に防音室が作れます。
音楽などを楽しみたい人は、ぜひ自室に防音室を作ってみてくださいね。
今回は防音室について紹介をさせていただきました
あまり手先が器用でない人は市販のものを買うのが一番ストレスかからずにすみそうだとは思いますが
なるべくコストを抑えて作りたいという人におすすめなので是非参考にしてください。