作曲

コード進行の基本的なパターン|基礎から定番となるコード進行を紹介

コード進行の基本

今回は作曲初心者向けにコード進行の基礎となるパターンからオシャレでかっこいいコード進行等を紹介していきます。
作曲したいけど、どういった感じでやればいいかわからない。基本的なことから知りたいという人は是非参考にしていってください。

ある程度把握することで自由なコード進行をすることができるようになるので、このページでコード進行のいろはを知っていただければと思います。

コード進行について

コード進行とはそのまま文字をみての通りコードの進行のことをいいます。どのようにしてコードを進めていくのかといったものです。
例としては一つの和音をどのように変化させて音を作っていくかという意味となってきて、この部分のコード進行はこうしよう!的な意味で活用されます。
雑学レベルとなりますがコード進行とは正式な言葉ではなく、音楽用語である和声という文字が意味としては正しくあり、英語で同じ意味であるChord Progressionから作られた言葉と言われたりしています。

コードについて

コードは3音以上の異なる高さの音が重なったものとなり、このコードの繋がりのことをコード進行といいます。

そしてキーに合うコードを見つけるのに使われるのがダイアトニックコードとなり。これは五度圏表というもので見つけることができるので、こちらは別の記事で紹介をさせていただきます。

ダイアトニックコードについて

聴きなじみの薄いダイアトニックコードという言葉ですが
ダイアトニックコードにはキーごとに7つありそれぞれ役割があります。そしてその7つから大きく分けると3つとなるので3つ選ぶという認識をしておいてください。
3つの役割としては、メインとなるトニック。メインに近づくドミナント、サブの役割をもつサブドミナントがあり。この3つのことをコードファンクション、別名だとコードの機能とよんでいます。

ダイアトニックコードについては別記事で詳細に解説をさせていただきます。

コード進行で何ができる?

コードは全体の曲の背景のようなもので、普通コードというものは全体の曲の中で次々と変わっていきます。この変化のことをコード進行といい
コードによって響きが異なり、コードが変わることで聴いている人達への印象や響きの変化を感じさせる重要なものです。
コードが変化するだけで同じメロディだとしても同じメロディに聴こえないことから背景が異なるといった意味となります。
コード進行は響きが変化し、変化することで背景が変化していくものです。

コード進行の基本・理論とは

次にコード進行の基本と理論について説明をします。
コード進行は曲の数だけあり、無限大にあるといっていいのですが、その中でも基本となるコードがあります。
そのため適当なコード進行というものはなく、基本に沿ったコードがベースとしてあることがほとんどです。
ですのでコード進行を作るうえでルールを覚え一貫性をもちコードを構築することが重要となります。このコード進行の基本がしっかりしていないと心地良い音楽をつくることが難しくなってしまいます。

オリジナリティや独創性のあるコード進行をしたいという人もいると思いますが。まずは基本的なルールを覚え少しずつ自分流にアレンジするようにしましょう。

コード進行のルールについて

コード進行のルールを説明します。コード進行で重要なルールは
キー(調)と、そのキーから導きだされるコード(ダイアトニックコード)をもとに組み立てます。
キーを決めることで大まかなコード進行は決まるということです。

コード進行の作り方は?

コード進行はキーを確定させるとこが最初となり。その後にダイアトニックコードを確定させ、その後に基本的なコード進行を固めていきます。曲作りにおいてその基盤ができてから、基本的なコード進行を土台として作成するのです。

コード進行の作り方の例

①キーを決定させる。
まずはキーをCに確定させます。
②ダイアトニックコードの決定
キーが決まった後はダイアトニックコードを決めるのですが、今回の場合Cのキーとなるため、CをもとにしたCダイアトニックコードから「C」「Dm」「Em」「F」「G」「Am」「Bm-5」この7つのコードを使うことが決定します。
ダイアトニックコートについては別の記事で紹介させていただきます。
③コード進行の決定
①と②が決まったらコード進行です。このコード進行を作ります。
コードには機能があるのでそれを元にしてコード進行の最小単位(カデンツ)というものを理解し。

ダイアトニックコードの3つのコードを活用して下記のようなコードの作成ができます。

C → F → G → C

ここから代理コードを追加するとこのようなこともできます。

C → Dm → G → Am

このような形でコード進行を行うことができ。この方法以外にも基本さえまちがわなければいろんなコード進行をつくることが可能です。

定番のコード進行について

それでは定番となるコード進行を紹介します。

王道のコード進行について

度数:ⅣーⅤーⅢmーⅥm

Key=C:FーGーEmーAm

上記が日本の音楽では最もポピュラーなコード進行になります。王道すぎるため一時期はこのコード進行であふれかえっていた時代もあったほどえす。J-POPでは非常に多いので是非注意してみてください。

そのこから、今では少しこのコード進行は減りましたが今でも主流なコード進行です。万能なコード進行なので初心者の人は是非このコード進行をためしてみてください。

その他の王道となるコード進行については別の記事で紹介をします

椎名林檎の定番コード進行(Just The Two of Us進行)

ちょっと僕の趣味も入っていますが林檎さんが良く使うコード進行を紹介します。丸の内サディスティックもこのコード進行で通称丸サ進行や「椎名林檎進行」ともよばれる程です。

度数:IVM7ーIII7ーVIm7ーI7

Key=C:FM7ーE7ーAm7ーC7

林檎さんといえばこのコード進行ですね、その他にもゲス極やあいみょんなどおしゃれ感のある曲にはこのコード進行です。

僕が好きなコード進行なので、こちらは別の記事でも紹介をさせてたいだきます。

オリジナリティのあるコード進行について

オリジナリティのあるコード進行をさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
オリジナリティのあるコード進行は基本的コード進行をしてから付け足しをしていくイメージです。
例えばダイアトニックコード以外のコードを追加させることや、コード機能をまったく意識しないこと
またはキー事態をかえる転調という手法もあります。

基礎は必要

独創性の高いコード進行をさせるには、感覚だけではできないということを知っておいてほしいです。そして自分の独りよがりの作曲にならないように圧倒的な音楽的理論と知識を蓄えたうえでオリジナリティを演出させましょう。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では基本的なコード進行について解説をさせていただきました。コード進行を覚えることである程度基本的な作曲能力はみにつくので、少しずつ自己流にアレンジしていたっりしていって作曲を楽しんでくださいね。

ABOUT ME
かなで
かなで
音楽専門大学卒業後、音楽教室の講師をフリーで10年間しているライターです。講師経験をもとに音楽教室の評判を調べたりしています。 作詞作曲活動も行っていて、たまにライブのサポートに呼ばれて演奏もさせてもらっています。好きな楽器はピアノとギター。 最近はDTMでの制作も積極的にやっています。