エアコンがガス漏れする原因とは？ガス漏れを自分でチェックする方法も紹介

エアコンがガス漏れする原因って知っていますか？
エアコンがガス漏れする原因についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けにエアコンがガス漏れの原因について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、エアコンがガス漏れする原因からみていきましょう。

エアコンがガス漏れする原因とは？
ガス漏れを自分でチェックする方法
早めに専門業者に依頼するのがおすすめ
まとめ

エアコンがガス漏れする原因とは？

エアコン取り付けの時の工事不備

エアコンを取り付けた時に工事不備があると、冷媒ガス漏れが発生してしまう場合があります。
正しく設置されていないため、冷媒管が折れてしまったり、熱交換器に小さな穴が空いたりして、そこから冷媒ガスが漏れてしまいます。
接続不良で冷媒ガスが漏れることもあります。
工事不備は、エアコン購入後に設置するタイミング、引越しなどでエアコンを移動するタイミング、エアコンを分解して洗浄した時のタイミングなどに起こります。
不備があった場合、冷媒ガス漏れが起きるまでの期間は、おおむね工事を行った数日後から数年後です。
取り付けしてからしばらくしてからエアコンが不調になることもあります。

室外機の移動や転倒

設置してある室外機を無理やり動かした場合、各部品をつなぐ部分の接続不良や部品の損傷してしまい、冷媒ガスが漏れることがあるので、室外機を移動させるのはやめた方が良いです。
冷媒管は経年変化で固くなるため、使用年数が長いエアコンほど注意が必要です。
室外機が倒れてしまった場合もガス漏れの原因となります。
据え付け台などに固定しているため日常生活で倒れることはありませんが、地震などで倒れてしまった場合は、冷媒ガスが漏れる場合がありますので、室外機には触らずメーカーの修理受付センターに相談してみてください。

内部部品が腐っている

室内機と室外機内部の熱交換器、配管、バルブなどが経年劣化で腐ることがあります。
腐った部品が接触不良を起こしたり、穴が開いたりすることで、冷媒ガスが漏れてしまいます。
排水用のドレンホースを直接下水道につなぐと、下水道のアンモニアなどがドレンホースを通って室内機に侵入し熱交換器などが腐ることがあります。
ドレンホースは直接下水に接続しないようにしましょう。
海の近くや温泉地は、腐食の原因となる塩分や温泉ガスが空気中に多く含まれるため、室外機のガス漏れが起こりやすいです。

ガス漏れを自分でチェックする方法

エアコン室外機の配管の付け根の部分を確認する

エアコンの室外機の配管の根元の部分のカバーはプラスのネジで止まっているので、ネジを外します。
配管が2本室外機につながっており、細い方の配管に霜がついている場合は、ガスが不足しています。
エアコンの動作確認は「冷房」運転にします。
エアコンの冷房動作の時に少しの時間だけ霜がつくことがありますが、通常2分程度で水滴に変わります。
ガス不足になっているとこの霜がどんどんひどく、濃くなっていきます。
そうなった場合は、他のどんな故障よりも「ガス不足」「ガス漏れ」の可能性が高いです。
ガスが半分以上無くなっていると上記の状況になります
　

配管が冷たくならない場合は完全なガス欠

配管に霜が付いていない場合は、配管の細い方はこれから室内機に流れていく冷気で、太い方の配管は、室内機で冷気を放出した後の弱い冷気です。
細い方の配管を触ってみて冷房運転中に全く冷たくないのであれば、ガス不足ではなく、エアコン内部の完全なガス欠です。
室外機のファンが回っていなければ熱交換ができないため常温の可能性があります。
室外機のファンが回っているかどうかも確認した方が良いです。
室外機のファンが回っていて、室内機の細い方の配管に水滴もつかず、常温の場合はガスが全く入っていません。
上記の状況になるとガスをチャージしても短期間ですぐ抜けてしまう可能性があるので、ガスチャージする前にどこからガスが漏れているのかチェックして、漏れている箇所を直してからガスをチャージすることになるので高額修理となります。

早めに専門業者に依頼するのがおすすめ

エアコンがガス漏れした場合は、自分でチェックするのも大事ですが、できるだけ早めに専門の業者を呼んでエアコンのガス漏れをチェックしてもらったり、修理をしてもらった方が良いです。
状況が悪化すればするほど修理費用が高額になるので注意が必要です。
修理費用の金額によっては、新しいエアコンを買った方が良い場合もあるので、修理の見積もりをもらったらエアコンの販売価格も一緒に調べてみることをおすすめします。
エアコンの価格は、ネットより家電量販店に行ってみた方が型落ち品が安くなっていたりして、より安く買える場合があるので、めんどくさがらずに行ってみましょう。