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ゼンリー事件!怖いと言われる危険性と事故の事例を紹介

突然ですが、ゼンリーをご存じでしょうか?

今、若い世代の間では、家族や友達の居場所を24時間リアルタイムで確認できる、位置情報共有アプリの『ゼンリー』が便利で人気だとか。

ゼンリー事件は、人気を集める『ゼンリー』の、悪質な使い方によって起きた犯罪事件です。SNSが普及し友達や知り合いの日常を、簡単に確認できる現代において、いつでも、誰にでも起こりうる危険が潜んでいるといえます。

今回は、ゼンリーで事件に巻き込まれる危険性や事例を紹介します。ゼンリー事件をご存知の方やそうでない方も、今話題のゼンリーについて知ることができるので必見ですよ!

ゼンリー事件がやばい!怖いと言われる危険な理由

本来は、子供の見守りや盗難防止で使われるべき、位置情報共有アプリの多くは、子供や恋人、気になっている人の監視に使われることが多いのも事実。

数年前に「ネットストーカー」という言葉が流行りましたが、SNS上の投稿や行動を把握していないと落ち着かないという衝動。ゼンリーでも同じことが起こり、事件につながるとして怖いと言われています。

自宅の特定や空き巣に利用される

ゼンリーを数日利用していると、行動パターンが記録され自宅には家マーク、会社や学校などにも自動的にマークが表示されます。すると空き巣やストーカーに自宅がバレてしまう可能性があります。

ゼンリーは、リアルタイムで情報を共有し続け、滞在時間までわかる機能がありますが、逆に考えれば、不在時や帰宅時間の予測までできてしまう危険があるのです。

友達や恋人との関係が悪くなる

仲の良い友達の趣味や、恋人が一緒にいない間の行動などが気になるのは自然なことですが、過剰になると依存につながる可能性も。

全てが筒抜けでプライバシーが守られていないと考えることもできるゼンリーは、信頼関係の元で利用しないと、監視されているような息苦しさを感じる原因になるかもしれません。

いじめのきっかけや増加につながる

友達と仲が良い時の位置情報共有は、繋がりあっている安心感や便利だと思っていても、仲が悪くなってしまった場合、自分の居場所を共有するのは、嫌な気分になりますよね。

ゼンリーの設定やブロック通知、友達申請の拒否などが原因で、いじめに発展してしまう危険や、いじめの対象だった場合には、逃げ場を失う可能性が考えられるのが恐ろしい…。

事件の事例!

ゼンリーは、便利がゆえ扱い方を間違えてしまうと、危険を感じる恐ろしさを秘めていることがわかってきましたね。ゼンリーを使った事件や良い事例を紹介します。

【悪い例】身に覚えのない事実で怒り買う

知らない間に、トラブルへと発展する危険がある、ということがわかる事件です。

この事件では、被害少年がインスタグラムで知り合った、対面したことがない少年少女から、暴行を受け全治3週間のけがを負わせられたというもの。その原因は、身に覚えのないSNS上の投稿だといいます。そして、暴行を受けた場所には、ゼンリーを使って被害少年の居場所を把握して呼び出したことがわかっています。
【参考:神戸新聞NEXT「中学生、インスタで知り合った少年らに暴行受ける」

【良い例】間一髪!女性の救出に役立つ

ゼンリーの特徴を活かした使い方で、女性の命が救われた奇跡的な事件もありました。

被害女性はタクシードライバーで、強盗犯にナイフを突きつけられ、両腕を縛られてトランクに押し込められてしまったそうです。そこで、被害女性は、家族の見守りのためにインストールしたゼンリーで、移動する車内から家族に連絡をしたとのこと。連絡を受けた家族が警察に通報し、リアルタイムで情報共有ができたことが救出につながったといいます。

【参考:FNNプライムオンライン「【独自】「死ぬかも」猛暑のトランク内に監禁…」

ゼンリー事件はすぐそこで?巻き込まれないための回避術

ゼンリーを使った事件は、防げるなら防ぎたいですよね!トラブルの可能性を秘めているゼンリーは、正しく安全に使えれば、とても便利なアプリです。

ゼンリー事件の二の舞にならないように、未然に防げるトラブルはこの3つの方法で回避しましょう。

インストール済みのアプリをチェックする

「最近、スマホが重い」「充電の減りが早い」など気になることがあったら要注意!

スマホを置きっぱなしにしたり、ロックをかけていない人は、知らない間にインストールされている危険があるので、スマホのアプリを定期的にチェックすることをおすすめします。

プライベートモードを活用しよう

ゼンリーの初期設定のままだと、全てのユーザーからメッセージや友達追加の招待状を、送ることができるようになっているので、連絡を取り合う人を制限する「プライベートモード」を設定しましょう。

【プライベートモードの設定方法】

1. アプリ右上の「設定」を押す

2.「プライバシー設定」を押す

3.「プライベートモード」のオン/オフを切り替える

オプトアウト機能を設定しよう

さらに、友達の友達など間接的につながりがある人からの、友達申請を制限することができる「オプトアウト機能」を設定しましょう。

【オプトアウトの設定方法】

1.アプリ右上の「設定」を押す

2.「プライバシー設定」を押す

3.「おすすめのユーザーをオプトアウト」のオン/オフを切り替える

ぜひ設定を見直して、ゼンリーを安全に使いましょう。

ゼンリーはもともとコミュニケーションツール

いつでも知りたい時に、家族や友達の居場所を確認できるって、すごく便利に聞こえるけどよく考えてみると、監視されているようで窮屈に感じる気も…。ゼンリーが事件に使われることを知る前に、どんなものなのかを知っておきましょう。

ゼンリーは海外からの輸入品

ゼンリーは、2015年にフランスのZenly社で開発されました。2017年には、Snapchatを運営するアメリカのSnap社に買い取られ、2018年には、AMFによる「JC・JK流行語大賞」のアプリ部門で、第3位に選ばれています。

また、アプリは、Androidとiosのどちらにも対応しており、日本だけでなく世界の28言語で展開されています。

製作者が思い描いた本来の使い方

ゼンリーは、自分だけの世界を地図にするソーシャルアプリで、家族や友達と「今」を共有し合うアプリです。

居場所はもちろん、移動の仕方やスピードをリアルタイムで確認できたり、滞在時間や行動パターンを記録して予測することができる機能があります。またアプリ内では、チャット機能で会話ができ、アプリ上でコミュニケーションが完結できるとても便利なツールです。

まとめ

ゼンリーを使った事件とは、若者世代に人気の位置情報共有アプリ「ゼンリー」を、悪質な使い方で誰かを苦しめてしまうものでした。ゼンリーを正しく扱えれば、「お子さんの学校から家までの帰り方」や「友達がいつも利用するお店」など信頼し合う人たちの「知りたい」を確認できる便利なツールになります。

しかし、ゼンリーでは、自分のプライバシーを全てのユーザーに公開し続けているため、不必要な情報公開を避けるためにも、プライベートモードやオプトアウト機能を活用することをおすすめします。

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かずさ
かずさ
ライブとフェス好きのガジェットライター。おすすめのイヤホン、サウンドバーなどガジェットの素晴らしさを多くの人に伝えていきます。 その他気になる曲の歌詞や音質、音域のことを調べたりしてます。 好きなアーティストはYUKI,椎名林檎、宇多田ヒカル、志村正彦、andymoriなどなど、、可愛い声のアーティストが大好物でやくしまるえつこさんの声が好きすぎています。最近はBishにハマってる。