毎日のように使用するドラム式洗濯機は、できれば長く使いたいですよね。でもドラム式の洗濯機でも壊れやすいとされるメーカーがあります。
もしこれからドラム式洗濯機の購入を考えているのであれば、なるべく壊れやすいメーカーのものは避けるようにしましょう。では、洗濯機が壊れやすいメーカーとはどのメーカーなのでしょうか?
この記事では、ドラム式洗濯機選びで失敗しないために、壊れやすいメーカーの見分け方や海外産・国内産に分けて壊れやすさを比較します。ぜひ洗濯機メーカーを選ぶ際の参考にしてください。
ドラム式の洗濯機で壊れやすいメーカーを見分ける方法3選
基本的に7年くらいが寿命と言われるドラム式の洗濯機。壊れやすいと7年ももたないメーカーもあります。ただ、海外メーカーも参入してきている中でそれを見分けるのは難しくなってきています。そこで、なるべく選んではいけない洗濯機の特徴を3つ紹介します。
安価すぎるものはダメ
まずは価格です。急に必要になったり、なるべく安くしたいからといって安価な洗濯機を選んではいけません。
なぜなら、価格が安い分だけ保証がなかったり、基本的な機能しかなかったりと不便な点が多いからです。その分作りも簡素になり、壊れやすさの一因となります。
まだ評価が少ない新規参入も様子見
他の家電をメインとしているが、ドラム式洗濯機も製造するようになったという新規参入メーカーも増えてきました。
ただ、そういったメーカーはまだ洗濯機に関するノウハウが積み重なっていません。実際に買って使った人の感想がわからないものは避けたいので、新規参入メーカーは様子見したほうが良いでしょう。
安心安定なら口コミの多い国産メーカーを
もし吟味する時間がないのであれば、パナソニックや日立などの大手国産メーカーを選びましょう。
これらのメーカーのドラム式洗濯機は、口コミがかなり多いです。中には故障の報告などもありますが、買った人の数が多ければ比率的にそういった口コミも入ります。
むしろ「将来的にどんな故障が起きる可能性があるのか?」というのをあらかじめ知っておけるという点では、大手国産メーカーが一番手っ取り早いです。
【参考:「株式会社ノジマ「洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説 | 家電小ネタ帳」」】
ドラム式の洗濯機で壊れやすいのは海外産メーカーの機種が多い?
ここでは、海外メーカーのドラム式洗濯機について紹介します。
ドラム式の洗濯機でも国産メーカーに比べて壊れやすいという印象がある海外メーカーですが、本当にそうなのでしょうか?
実は、海外産は壊れやすいというイメージを持たれるのにも理由がありました。
価格は安いが…?
海外メーカーのドラム式洗濯機は、国内産と比べてシンプルで安いのが魅力です。特に単身者向けが多く、手軽な値段で手に入ります。
しかし、海外メーカー製は、個々の製品に対して品質のブレが指摘されています。
国内メーカー産はほぼすべての洗濯機に対して品質を保証していますが、海外産はその保証がありません。そのため、初期不良を掴まされた報告が多いのです。
国内基準を満たしていない品質も
輸入されてくる洗濯機の品質は、メーカー原産国の基準で製造されています。
つまり、日本で使用するために設定された基準を満たしていないことがあるのです。国内基準を満たしている保証がないということは、国内で使うのは気が引けてしまいますよね。
もちろん、日本向けに作られた洗濯機も増えてきました。国内基準に沿っているので、日本でもかなり人気が出る傾向にあります。
保証がないのが心配
海外メーカー産において心配される点が、メーカー保証がない場合が多いということです。
日本のメーカーだと、家電量販店の保証とは別にメーカーでの保証がついている場合があります。しかし、海外メーカーではまだ保証がされていない、または異様に短い場合があります。
もし海外メーカーを選ぶ場合には、保証の有無や保証期間についても確認するようにしましょう。
ドラム式の洗濯機は国内産でも壊れやすいメーカーはある?
「海外産のドラム式の洗濯機は壊れやすい」と紹介しましたが、国産メーカーの場合はどうでしょうか?
ここでは、日立・SHARP・パナソニックという代表的なメーカーをピックアップして紹介します。この中で壊れやすいメーカーはあるのでしょうか?
日立は寿命が早い?
洗濯機メーカーでのシェア率が高い日立ですが、乾燥機能においては寿命が早いという見方が多いです。
原因は乾燥機能にあります。日立独自の「ヒートリサイクル方式」がモーターの摩耗を早めてしまい、そのせいで故障までの期間が早いのです。
洗濯機能については他のメーカーと遜色なく使えますが、乾燥機能が大事という方には避けたほうが良いメーカーかもしれません。
SHARPはパーツ交換が必要
独自路線を突き進むメーカー、SHARPのドラム式洗濯機も独自の機能を兼ね備えています。
しかし、独自の消臭機能「Agイオンユニット」は、実は5年ほどで交換をしなければいけません。本体まるごとの交換ではないですが、長く使いたいのにパーツ交換があるのは厄介ですね。
ただし、この機能がパーツ交換が必要となり使用できなくなっても、洗濯・乾燥は問題なく行えます。なくても大丈夫な人には気にならないでしょう。
安定品質のパナソニック
パナソニックの製品はどれも品質が安定していると言われています。家電で迷ったらパナソニックと言われているほどです。
ドラム式洗濯機においてもかなり安定した品質で、故障の報告もまれです。ただし、経年劣化による不調は見られるようです。
主な不調は扉のガタつきです。それ以外は数年経過しても遜色なく使えるので、長く使いたいのであればパナソニックが安定でしょう。
まとめ
ドラム式の洗濯機を購入するとき、それが壊れやすいと言われるメーカーなのかどうかはとても重視したい点です。
この記事では海外産メーカーと国産メーカーに分けて壊れやすい点について紹介しましたが、どのメーカーを選ぶ時にも大事なのはこの3つです。
- 安いという理由だけで選ばない
- 新規参入は避ける
- 口コミが多い有名国産メーカーを選ぶ
ドラム式洗濯機は長く使いたいものです。できれば壊れやすいメーカーのものは選びたくないですよね。この記事が長く使える洗濯機選びの助けになれば幸いです。