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今回は音楽用語のアラルガンドについて紹介をします.
allargando|アラルガンドについて
アラルガンドは、ピアノの楽譜によく出てきます。
アラルガンドとは、「徐々に遅く、徐々に強く」という意味の音楽用語です。
クラシック音楽で使われる速度記号の一つである。イタリア語では、「徐々に強く、ゆっくりと」という意味です。クラシック音楽では、「アラルガンド」という言葉が使われます。
クラシック音楽では、”alargando “という言葉が使われ、”alag “と綴られることもあります。
音楽用語では、「徐々にゆっくりと強くなっていく」という意味です。
速さを表す「リタルダンド」と、強さを表す「クレッシェンド」を組み合わせたものです。
曲の中で、次のメロディーに入る前に勢いをつけたいときなどに使われます。
あくまでもイメージですが、エルガーの「威風堂々」の最後のテーマの前を聴いてみてください。
徐々にスピードが落ちていき、その後、盛り上がっていく様子がわかるでしょうか。
アラルガンド」という記号が出てきたら、このように徐々に気持ちを高めていくように弾いてみてください。
豆知識
この「アラルガンド」という言葉は、実は「ラルゴ」という音楽用語の一部です。
aralgando」という言葉を分解すると以下のようになります。
A = 意味を強める接頭語
larg = largo(遅い速度を意味する音楽用語)。
ando=現在進行形(英語で言うと「ing」)。
largo」が「広い」「遅い」という意味から来ていることを知っていれば、「arargando」が「徐々に速度を落として広く(大きく)なる」という意味になるのも納得ですね
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