部屋をすっきりとして見せるための家具選びの基本として「家具の高さを抑える」というものがあります。これは特に、あまり広くない部屋の場合にベッドなどの高さが圧迫感を与えてしまうからです。
でもベッドではなく布団にすると出したりしまったりするのが面倒で、見た目にも良くない気がしますよね…
今回は、布団が出しっぱなしでもおしゃれに見せる方法を徹底解説していきます。
また、通気の仕方など、出しっぱなしの布団を衛生的に保つ方法なども載せておくので、これを読めばおしゃれで衛生的なお部屋が完成しますよ。
布団はしまうもの?出しっぱなしが嫌われるのはなぜ?
布団を出しっぱなしにしているというのはなんとなく人に言いにくい。という方も多いかもしれませんが、布団の出しっぱなしが嫌われる理由はずばり2つあります。
1つ目には通気の心配、2つ目には部屋の見栄えの問題が挙げられます。
逆に言えばこの2つの心配事を解消してしまえば、ベットの圧迫感から解放されて部屋をすっきりと見せることが出来るのです!
布団と床の間に湿気が溜まるから
布団を出しっぱなしにしておく際に一番気を付けてほしいことは「カビ対策」です。健康的な人が寝ている間にかく汗の量は200mlとされています。これはコップ1杯ほどの量ですが、夏になるとその3倍の600mlほどかく方もいます。
では、夜の間に汗を吸った布団をそのままにしておいたらどうなるでしょうか。
布団と床の間には湿気がたまり、これは床や布団にカビが生える原因となってしまいます。
また、ジメジメとした所ではダニも繁殖しやすいので注意が必要です。
【参考:はてなすっきり「夏の暑い夜!寝てる時にどれくらい汗をかくの?」】
部屋が散らかって見えるから
「布団はしまうもの」という印象が強い日本人にとって、布団が出しっぱなしにされていることには抵抗があり、だらしなく感じる場合が多いです。また、起きたときの布団が乱れた状態のままだと、さらにだらしのなさが強調されてしまいます。
ですがひと工夫を加えればふとんの出しっぱなしスタイルはベッドを置くよりもすっきりした印象のおしゃれな部屋を作ることができますよ。
布団が出しっぱなしはおしゃれじゃない?衛生的に保てるしまい方
布団の出しっぱなしだとおしゃれに見えるかどうかよりも気になるのはやはり衛生面。特に気を付けなければいけないのが湿気対策です。
布団がそのまま出しっぱなしになっていると布団と床の間に湿気が溜まってしまい、カビやダニが繁殖しやすくなります。
そこで、湿気が溜まることでカビやダニが繁殖するのを防ぐためには、通気を良くする工夫が必要です。
すのこを敷いて空気を通す
布団の出しっぱなしスタイルで通気を通すための方法で最も一般的なのがすのこを使ったものです。
特に、狭い部屋の場合には高さのある家具を入れると圧迫感を感じさせてしまうことがあります。そこで、敷布団の下にすのこを敷いておくことで、ベットほどの高さがでることなく通気性を確保することができます。
引っ越しの際などには廃棄や輸送もしやすいのでおすすめの方法です。
掛け布団を壁につるして風通しよく
耐荷重量のあるフックなどを壁に取りつけて掛け布団を壁につるす方法です。敷布団ほどではないにしろ、起きた後の掛け布団はかなり湿気を含んでいます。
壁につるしておけばすっきりと風を通すことができ、安心のカビ対策ができますよ。
また、掛け布団の色は壁と同色のできるだけ薄い色にしておくと壁につるした時に色による圧迫感が少なくておすすめです。
布団が出しっぱなしでもおしゃれに見せるコツをご紹介
布団を出しっぱなしにしていると何となくだらしのない印象を与えてしまうこともあります。そこで今回は、布団を出しっぱなしであることに気付かれないような工夫をご紹介していきます。
インテリアにも変身させてくれるグッズを紹介していくので、布団の出しっぱなしはむしろおしゃれと思っていただけること間違いなしです!
掛け布団は抱き枕カバーに入れる
そのまま畳んで置いておくと、「出しっぱなし感」が強くなってしまう掛け布団。これを抱き枕に大変身させてくれる抱き枕カバーというのがあります。
カバーに合わせて小さく折りたたんで入れると抱き枕になってくれるので、昼間に少しくつろぎたいときにも快適です。
収納するのではなくインテリアにしてしまうので、場所を取る掛け布団のしまい方を考えなくてもよくなり開放的な気分になれますよ。
ぬいぐるみ型のカバーにいれるのもあり
小さいお子さんなどがいらっしゃる場合にはぬいぐるみ型の掛け布団カバーに入れるのもおすすめです。こちらもカバーに入れてチャックを締めるだけで掛け布団が抱き枕に大変身してくれる優れモノ。
ある程度大きなぬいぐるみになるのでお子さんも喜びますし、年齢によっては自分で収納してくれるかもしれませんね。
ソファになる布団収納袋を使う
こちらは敷布団もインテリアにしてくれるグッズで、布団全体を昼間はソファにしてくれるので場所を取りません。サイズは小さいので、子ども部屋や一人暮らしの方が少しくつろぐのにおすすめです。
また、他の家具にもなじみやすいデザインのものも多く発売されているので、おしゃれですっきりした部屋になること間違いなしですね!
まとめ
ここまで、布団を出しっぱなしでもおしゃれに見せる方法をご紹介してきました。布団の出しっぱなしは一見嫌われることも多いです。ですが通気性と見た目の問題をクリアすれば、狭い部屋でもすっきりと見せてくれる優れたインテリアに変身してくれます。
さっぱりとした部屋で毎日をのびのびと過ごすためにも布団の出しっぱなしはおすすめの方法です。おしゃれな部屋で暮らして毎日を楽しい日々にしていきたいですね!