買ってはいけないロックミシンの特徴!正しいミシンの選び方を解説

裁縫を始めたいと考えている方の中には、ロックミシンの購入を検討している方もいるでしょう。
ただ、ロックミシンにはたくさんの種類があり、それぞれで特徴が異なりますので、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。

中には、買ってはいけないミシンも存在していますので、慎重に検討していかなければなりません。

そこでこの記事では、買ってはいけないロックミシンの特徴は何か、正しい選び方はあるのかということについて詳しく解説していきます。

買ってはいけないロックミシンの特徴

では早速、買ってはいけないロックミシンの特徴について、詳しく見ていきましょう。

自動糸通し機能がない

ロックミシンの中には、自動糸通し機能が付いていないものもあります。
このようなロックミシンは、比較的値段が安くなりますが、複雑な穴通しを自分で行う必要がありますので、裁縫をスタートするのにかなり時間がかかってしまいます。

また、正しい位置でセットしないと、途中で糸が切れてしまうこともありますので、初心者は自動穴通し機能が付いているものを選ぶようにしましょう。

トイ系ミシン

裁縫初心者の中には、
「最初は安いものでいいかな」
と考えている方もいるでしょう。

もちろん、最初から高額すぎるロックミシンを購入する必要はありませんが、値段が極端に安いトイ系のミシンを購入してしまうと、買ってから後悔する可能性が高くなります。

中には、5,000円〜1万円前後で販売されているものもありますが、このようなミシンには必要最低限の機能すら備わっていないこともありますので注意が必要です。

自動糸調子機能がない

自動糸調子機能が付いていないロックミシンも、買ってはいけません。
自動糸調子機能というのは、上糸と下糸のバランスを整えてくれる機能のことで、初心者には特に必要な機能です。

この機能がないと、シワができやすくなりますので、満足のいく仕上がりにするためにも、自動糸調子機能が付いているものを選ぶようにしましょう。

差動送り機能がない

差動送り機能というのは、送り歯を調整して生地を伸ばしたり、行き過ぎないように抑えたりする機能のことです。
この機能が無くても裁縫を行うことはできますが、縫い目が乱れてしまう可能性が高くなりますので、初心者の方は差動送り機能が付いているロックミシンを買うようにしましょう。

正しいミシンの選び方

では次に、正しいミシンの選び方について詳しく解説していきます。

機能で選ぶ

先ほども解説したように、それぞれのロックミシンによって、搭載されている機能が異なります。

必要最低限の機能が付いていなかったり、初心者向けの機能が付いていなかったりすると、満足のいく仕上がりにならなかったり、ストレスを感じやすくなったりしますので、どのような機能が搭載されているのかを確認したうえで購入するようにしましょう。

糸と針の本数で選ぶ

ロックミシンを選ぶ時には、糸と針の本数を確認する必要があります。

位置と針の本数は、
・1本針2本糸
・1本針3本糸
・2本針4本系
の3種類です。

かがり縫いのみであれば、1本針2本糸で十分ですが、薄い記事を縫いたいなら1本針3本糸を選ぶことがおすすめです。
ニットなどの伸縮性がある生地を扱いたいと考えているのであれば、2本針4本糸のロックミシンを選ぶようにしましょう。

ロックミシンの種類で選ぶ

ロックミシンには、
・オーバーロックミシン→比較的扱いやすいため、初心者向き
・カバーステッチミシン→中級者から上級者向け
・複合機→上記2つのミシンが持つ機能を搭載している
などの種類があります。

これから裁縫を始める初心者の方は、オーバーロックミシンで十分と言えるでしょう。
ただ、本格的に裁縫を始めたいと考えている方は、最初からカバーロックミシンや複合機を購入するというのも1つの方法です。

おすすめのロックミシンって一体どれ？

では次に、おすすめのロックミシンをいくつか紹介していきます。
「自分にあったロックミシンが見つからない」
と悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。

ベビーロック　衣縫人 BL501

このロックミシンは、レバーを押すだけで糸通しを行うことができますので、ミシンの扱いに慣れていない初心者にも最適です。
また、
・自動糸調子機能
・差動送り機能
などもありますので、扱いやすいミシンを求めている方は、是非購入してみてください。

ただし、値段が92,000円と比較的高額になっていますので、本格的に裁縫を始めたいと考えている方以外にはあまりおすすめできません。

brother　かがりⅣ LOB0201

このロックミシンは、一般的な巻き縫いだけではなく、
・3本かがり
・4本かがり
まで幅広く対応することができます。

薄い生地だけではなく、厚みがある生地も綺麗に仕上げることができますので、使いやすさを重視している方に最適です。

トーヨーミシン　ルビーロックミシン RL-750D

このロックミシンは、ほとんどミシンを使ったことがない方にもおすすめできます。
なぜなら、付属のDVDで使い方を確認することができるからです。

また、操作は全てダイヤルやレバーで行うことができますので、
「直感的な操作が行えるミシンが欲しい」
と思っている方は、是非購入してみてください。

まとめ

ロックミシンには様々な種類があります。
中には、
「何でも一緒でしょ」
「とにかく安いミシンが欲しい」
と思っている方がいるかもしれませんが、中には買ってはいけないミシンというのも存在しているのです。

今回紹介した特徴に当てはまるミシンを購入してしまうと、後悔する可能性が高くなりますので注意しましょう。

「自分に合ったミシンがどれかわからない」
という方は、先ほど紹介したロックミシンの中から、気になるものを選んで購入してみてください。