ボイストレーニング

タングトリル(巻き舌)のやり方は?コツと練習方法について解説!効果とメリットは?

タングトリル(巻き舌)のやり方は?

皆さんはタングトリルを知っていますか?あまり聞きなじみがない言葉に思えますが、タングトリルは巻き舌のことをいい椎名林檎さんを思い浮かべる人もいるでしょう、今回は巻き舌がうまくできないという人、やってみたい人という人達にむけて解説をおこまいます。

タングトリル(巻き舌)について

タングトリルとは正確に説明をすると、舌を震わせ、るるるると発声をさせるテクニックのことをいいます。巻き舌を歌の中で取り入れると癖というか特徴がでてくるのでその歌のアクセントをだすことに最適です。日本語の場合いきない巻き舌をつかっての発声ができる言葉はほぼないため、(外国なら巻き舌のような発声の言葉がありますが)日本人の場合は慣れていないとうまく発声できないという場合もあると思います。

タングトリルの意味は?

タングトリルのことをタングロールと呼ぶ場合がありますが
タングトリルの意味はその名の通りとなり、舌を巻くという意味になるのですが実際に行うこととしては舌を巻くのではなく、舌先を振動させながら発声することで巻き舌(タングトリル)になります。

簡単にいうと高速で巻き舌を繰り返すといったものになりトゥルルルルルル…のようなラ行の音でよく使われます

タングトリル、巻き舌の使い方の例、見本について

椎名林檎さんの歌い方を例にしてみます。
大人の色気をみていってください。

こんな風に歌えたらかっこいいですよね!
大人の色気がだせてしまいます。

やりすぎるとこんな感じになります。

タングトリルの効果・メリットについて

タングトリルをやることで下記の2点の部分でメリットが生まれます。

一つめは舌や喉周りの筋肉がリラックスをさせることができます。そしてタングトリルは一定の期間を同じ息の量ださなければならないことが多いことで吐く息の量を一定にするトレーニングにもむいています。

そのため、タングトリルはリラックスが重要となるので、歌ウォーミングアップにも非常に最適なものとなるのです。

タングトリルの出し方

それでは実際にタングトリルの出し方を説明していきます。

舌先の震わせ方

まずは前述で記載をしたましたが。タングトリルは舌を巻くのではなくした先を震わせて発声しています。どうやって舌先を震わせるのだろうと思いますよね

やり方としては上の歯茎につけ舌先の部分を息をつかってその上の歯茎にくっついている舌を離してあげるのです。
そうすると勝手に舌先が上の歯茎にくっつこうとするのでそれをくりかえし震わせることができる形になります。それを素早くやることで巻き舌が完成するのです。息だけだと音がでないので、息と一緒に発声をするというイメージですね。

タングロールの出し方の手順

それではどうやってタングロールをだすのか簡単な手順を説明します。

まずは舌先をリラックスさせてください。ここで力がはいってしまうと震わせることはできません。
リラックスをすることができたら。舌先を上歯の少し後ろ側の部分にくっつけてしまってください。べったりくっつけなくて大丈夫です。べったりくっつけていたらそれはリラックスができていませんので。少しふれるようなくらいにつけることができたら、おもいっきり息を吐いてください。
ただ息を吐くだけだとうまく震わせられないので、舌先をはなしてやるというイメージでもいいかもしれませんが、人によってはリラックス状態がとけて力んでしまうかもしれないので注意してください。

タングロールの注意点

注意点としては、前述した通り舌先のリラックスが最も大切な部分となります、リラックスしているのにうまくできないという人もいると思います。
その場合は舌をつける位置、口の形、広さ、吐く息の強さを調整しながらやってみることがおすすめです。
最も大切なのが舌の力にはなるのでまずはそこを意識的にやってみてください。

タングトリルのコツは?

コツとしてはリラックスと言いたいところですが。それはコツというより意識をしていただきたいところです。
それでもうまくできないという方は以下のことを意識してみてください。

舌をラの形にしてみてください。ラの形をすると舌の先が上にもちあがっていませんか?その形でラを発声していみてください。そうするお舌が下側にさがりますよね。こんどはそれをルにしてみてください。
舌の動きがなんとなくわかってきましたでしょうか?
その形を高速でまわしてるるるるといったイメージでやるとやりやすいです。

タングトリルの練習の仕方

練習方法についてはまずは前述したタングトリルのやり方を実際にやってみてできるまで繰り替えすという方法でもいいと思います。
その他練習方法としては犬のうなり声、がるるるるるみたいな巻き舌をやって声真似を練習してみるという手段もあります。

ウォーミングアップ

練習方法として最も必要になるのが、舌先と前歯の後ろ側をあてることを意識した練習をすることがもっともタングトリルの練習をするうえで大切なことになります。
そのため練習をする前に舌のウォーミングアップをしてみましょう。
ウォーミングアップの方法として舌で口内を左右上下になぞるように回転をさせていきましょう。

それが終わったら次にルの発声をしてみてください。舌の動きを確認しながらルをくりかえしゆっくり発声をしましょう。そして徐々にルをすばやく発声させタングトリルにちかづけましょう。

吐く息もポイントとなり。吐くときは複式呼吸であることが大切です。
腹式呼吸である必要性としては。複式呼吸じゃないと安定して息をはきつづけることが難しい形となります。
そのため複式呼吸は基本中の基本となりますが。複式呼吸でやるというように認識もしておいてください。

タングトリルを活用した声真似

前述した通り、何かの音の声真似をするのも練習方法としては効果的です。
ヘリコプターの音から電話の音。ドラムロールの音まで、先ほどの犬のうなり声もおなじですが

るるるるるるみたない連続でだすような音になればOKです。

タングトリルの発声練習について

タングトリルは空気が鼻に抜けない音の出し方になります。そのため発声練習では声の高さを変えてタングトリルでも高い音をだしたり低い音を出したりすることもあるので、いろいろな音で試してみてくださいね。

巻き舌を習得するまでの期間

タングトリルは人によってマスターするまでにどれくらいかかるかばらばらだったりします。ひとによっては特に練習をしなくてもすぐにできてしまうという人もいるくらいです。

そのためコツさせつかんでしまえばあっというまにできるものでもあります。

まとめ

いかがでしたか?

今回はタングトリルについて解説をさせていただきました。歌のテクニックでも多く使われる巻き舌のテクニック、できるとできないでは歌の幅から
ウォーミングアップまでかわってきますので。是非マスターをしてみてください。

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よもぎ
よもぎ
お得に安くものを買いたいボイストレーナーです。 歌うジャンルはラップからJPOPまで幅は広め 休日はスタジオいっているか、アマゾンでお得な商品を探したりしています。 音楽ガジェット全般買いすぎてしまうのが悩み。