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死神|歌詞の意味!古典落語の演目と考察する[米津玄師]

死神|歌詞

6月25日に米津玄師の死神がユーチュブに配信がされましたね。
古典落語の演目ということで歌詞と一緒にみていきます。
この死神はPale Blueゆめうつつと一緒にリリースされた曲で、米津玄師が本当に好きなことをやるという思いで作成がされた楽曲です。
米津さんは落語が好きなようですね。

歌詞の意味

まずは落語の死神ってなんなのだろうか?ってしらない方もいるとおもうため死神の落語についてみていきます。

落語の死神

やることなすこと失敗続きで金もなく、妻や倅にも「甲斐性なし」と貶され、ついに自殺しようとしている男が眼光鋭い痩せこけた老人に声を掛けられる。老人は自らを死神だと言い、男はまだ死ぬ運命にないこと、また自身との数奇な縁を明かして助けてやるという。そして死神は「どんな重病人であっても死神が足元に座っていればまだ寿命ではなく、逆に症状が軽そうに見えても枕元に死神が座っている場合は程なく死ぬ。足元にいる場合は呪文を唱えれば死神は消えるので、それで医者を始めるといい」と助言し、死神は消える。
半信半疑で家に帰ってきた男が試しに医者の看板(なお、看板にはひらがなで書き、「いしゃ」なのだか「いしや」なのだかが分からん!!というパターンも)を掲げると、さっそくさる日本橋の大店の番頭がやってきて「主人を診てほしい」と相談してきた。既に方々の名医に診せたが匙を投げられ、藁にもすがる気持ちで男の家に来たという。男が店に行き、主人を見ると足元に死神がいたので、これ幸いと呪文を唱え死神を消して病気を治す。またたく間に元気になった主人は男を名医と讃え、多額の報酬を払う。
この一件がまたたく間に広まり、男は生死を推理する名医として数々の患者を治し、その報酬で妾を囲うなど贅沢な暮らしを始める。妻と倅には金を払って出ていってもらう、というパターンもある。
そんな折、大きな商家から声がかかる。男が病床の主人を見れば、また枕元に死神がいたので諦めるよう諭すが、たった一ヶ月(一日の場合も。大概すぎる)でも延命できたら大金を出すという。金に目がくらんだ男は一計を案じ、枕元の死神がうたた寝している隙に店の男手を集めると、主人の布団を持たせて向きを変え死神が足元に来るようにした。そして呪文を唱え、死神を消した。これによって主人はみるみる病状が改善し、大金の約束を果たすと男に言う。
その後、男はあの死神に再び声をかけられるが、死神は怒っており、「どうしてあんなことをしたんだ」と非難するのに対して男は言い訳するが、死神は「やってしまったことはもうどうでもいい」と答え、男をたくさんの火のついた蝋燭がある洞窟へと連れてくる。そして死神は「この蝋燭の一つ一つが人の寿命だ」「お前の寿命は間もなく死ぬ主人を助けたから、その主人の寿命と入れ替わってしまった」と言って今にも燃え尽きそうな一本の蝋燭を指し示す。驚いた男が「助けてほしい」と必死に懇願すると死神は渋々新しい蝋燭を差し出し、「燃え尽きる前にこれに火を移すことができれば助かる。でも早くしないと消えるよ」と言う。
そして、男は今にも消えそうな自分の蝋燭を持って火を移そうとするが、焦りから手が震えてうまくいかず、やがて「あぁ、消える…」の一言の後演者がその場に倒れ込み、演目は終わる。

ウィキペディアより

落語の死神のストーリはこのようになります。
これらを知ったうえで歌の歌詞についてみていきましょう。

アジャラカモクレン テケレッツのパーの意味

くだらねえ いつになりゃ終わる?
なんか死にてえ気持ちで ブラブラブラ
残念 手前じゃ所在ねえ
アジャラカモクレン テケレッツのパー

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師


この言葉は落語の死神でも使われるセリフで、死神を追い払う呪文のようなものです。
言葉の響きが好きで、これを音楽にしたいという思いでこの曲はつくられています。

人によって、アジャラカモクレンとテケレッツのパーの間にいろんな意味がはいるとのことです。

この言葉は本来の原典に近いといわれる『三遊亭圓朝全集』にはのっていません。なぜかというとこの死神は話しがくらいということから客ウケが悪いのではないかと懸念した六代目三遊亭圓生が笑いをとるために作ったものです。
そのため深い意味はないのです、ちちんぷいぷい的なものだと思いましょう。

本題のこの歌詞の部分は死神から男が呪文を教わる場面にみえます。
落語でもこの男は借金してたりして家族の妻からも家を追い出されぶらぶらしてるときに男は死神に出会います。

その時の約束として枕元に死神がいるときは何もしてはいけない
という約束がありますね。

じゃらくれたの意味

うぜえ じゃらくれたタコが
やってらんねえ 与太吹きブラブラブラ
悪銭 抱えどこへ行く
アジャラカモクレン テケレッツのパー

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師


じゃらくれたの意味は「ふざけた」という意味になり阿波弁です。
悪銭 抱えどこへ行くといっているのは死神視点となるようにみえますね
ふざけたタコ野郎のことは男のことを指し。
約束をやぶり、大金を手にした男への怒りがでています。

プリーズヘルプミー

プリーズヘルプミー
ちっとこんがらがって 目が眩んだだけなんだわ
プリーズヘルプミー
そんなけったいなことばっか言わんで容赦したってや
ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師


今度は男側の視点に切り替わりますね。
男が助けをこいています。
死神は男の寿命を消えかけのろうそくとすり替えてしまいます。
おもしろくなるところだったのにというのは、この話しで火を移し替えたり、吹き消してしまったりと面白くなるシーンのことを指します。

落語では使われない、ヘルプミーをつかうのも面白いですね。

義理も糸瓜もねえ

だらしねえ 義理も糸瓜もねえ
半端抜かしい 死ぬまでブラブラブラ
雑念 そりゃ渡りに船
アジャラカモクレン テケレッツのパー

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師

2番となる部分ですね、これはこれまでの話しの続きではなく
最初の冒頭とおなじで死神と男が出会うシーンにみえますね。
糸瓜の読み方はへちまです。

つれえ いちびりのガキが意味

つれえ いちびりのガキが
勝手やらかし お上はブラブラブラ
怨念 これじゃ気が済まねぇ
アジャラカモクレン テケレッツのパー

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師


いちびりの意味は調子にのっている、ふざけている
という近畿地方の方言です。
どちらにしろふざけたガキということですね。

最初の1番と同様に死神の怒りが怨念と表現がされています。

どうせ俺らの仲間入り

さあどこからどこまでやればいい
責め苦の果てに覗けるやつがいい
飛んで滑って泣いて喚いた顔が見たい
どうせ俺らの仲間入り

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師

どうせ俺らの仲間入りというのは
どうせお前はもうすぐ死ぬということでしょうね。

男が泣きわめく姿を見るのを待望んでいる死神です。
死神はおこらせたくないですね、、、

香り立つおしまいのフレグランス

プリーズヘルプミー
そうだ過つは人の常 なああんたはどうすんだ
プリーズヘルプミー
あんなええもん持ったらこうなるわ
そりゃあんたのせいやんか
ああ どこへ行く 妻子もいるんです
ああ 香り立つおしまいのフレグランス

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師

香り立つおしまいのフレグランスはロウソクが消えたときの香りのことでしょうか。
それとも、もうお線香の香りなのか、
おそらく前者な気がしますが、どちらにせよ男が死んでおしまいということがわかります。

死神のせいだと男の怒り、あんないいもの持ったら誰でもこうなってしまう、調子にのってしまう。

そうだ過つは人の常というのも人はずーっとこんなもんだと言っていますね。

歌詞

くだらねえ いつになりゃ終わる?
なんか死にてえ気持ちで ブラブラブラ
残念 手前じゃ所在ねえ
アジャラカモクレン テケレッツのパー
うぜえ じゃらくれたタコが
やってらんねえ 与太吹きブラブラブラ
悪銭 抱えどこへ行く
アジャラカモクレン テケレッツのパー
プリーズヘルプミー
ちっとこんがらがって 目が眩んだだけなんだわ
プリーズヘルプミー
そんなけったいなことばっか言わんで容赦したってや
ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに
だらしねえ 義理も糸瓜もねえ
半端抜かしい 死ぬまでブラブラブラ
雑念 そりゃ渡りに船
アジャラカモクレン テケレッツのパー
つれえ いちびりのガキが
勝手やらかし お上はブラブラブラ
怨念 これじゃ気が済まねぇ
アジャラカモクレン テケレッツのパー
さあどこからどこまでやればいい
責め苦の果てに覗けるやつがいい
飛んで滑って泣いて喚いた顔が見たい
どうせ俺らの仲間入り
プリーズヘルプミー
そうだ過つは人の常 なああんたはどうすんだ
プリーズヘルプミー
あんなええもん持ったらこうなるわ
そりゃあんたのせいやんか
ああ どこへ行く 妻子もいるんです
ああ 香り立つおしまいのフレグランス
ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに

作詞:
米津玄師
作曲:
米津玄師

落語の死神

最後に落語の死神も一緒に乗せておきます。

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かずさ
かずさ
ライブとフェス好きのガジェットライター。おすすめのイヤホン、サウンドバーなどガジェットの素晴らしさを多くの人に伝えていきます。 その他気になる曲の歌詞や音質、音域のことを調べたりしてます。 好きなアーティストはYUKI,椎名林檎、宇多田ヒカル、志村正彦、andymoriなどなど、、可愛い声のアーティストが大好物でやくしまるえつこさんの声が好きすぎています。最近はBishにハマってる。